ビッグコミックススペシャル なおりはしないが、ましになる（４）

著者名：カレー沢薫【著】

小学館（2025/03発売）

• ISBN：9784098632565

内容説明

生きづらさをぶちのめす大人気エッセイ！

人生の「ほうれんそう」（報告、連絡、相談）
あなたはきちんとできていますか？

“発達障害”の診断を受けてはや数年･･･

すぐに仕事をサボってスマホ遊びをしてしまう集中力問題や
いつまでもゴミが増えるばかりの部屋の片付けに難航する中、
「家族問題の崩壊」という巨大すぎる問題がカレー沢氏の前に爆誕･･･ッ！

自身の“発達障害”について夫さまにどう説明するか、
そもそも夫婦間の「会話」の正解とは･･･！？

「ほうれんそう」が壊滅的なカレー沢氏が、
円滑なコミュニケーションを目指し、よりよい会話に挑戦します。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[藤月はな（灯れ松明の火）]

今回はホラー巻。2巻で「理解ある彼君」扱いされていた旦那さんとひょんな事から意思疎通ができていなかったのと彼をカッサンドラ症候群にさせていた可能性を突きつけられたカレー沢さん。これが身に覚えがあり過ぎるディス・コミュニケーションぶりだから震えるしかないわ・・・。マルチタスクができない脳内だからこそ、やる事を決めた上で段取りを整え、やるのが事務でも一番、確実。そして私も電話は未だに苦手です。調子が悪い時は聞き間違いもしょっちゅうで数秒前に聞いたことも書こうとすると忘れてしまう程なので・・・。

2025/10/20

[活字スキー]

『ひとりでしにたい』が綾瀬はるか主演でNHKドラマ化されたりと、それなりに多忙な日々を過ごしておられるっぽいカレー沢さんの赤裸々すぎる発達障害者生活の４巻。相変わらず発達障害者の特性が惜しげもなく発揮され、これまでの「理解のある旦那くんとはなんとかうまくやってます」はただの一方的な思い込みにすぎず、実際は「旦那とまともな意思疎通すら出来ていなかった」という事実は小説よりも奇なり。状況は３歩進んでムーンウォークどころか場外に向かってムーンサルトプレスの様相⋯⋯

2025/07/18

[Tea Chayama]

まさか、この巻まで旦那さんに医者に通っていることや、診察内容をまったく、これっぽっちも、かけらさえも話していなかったとは、さすがに思っていなかった。 一方だけの視点は本当に危ういんだな、と気が付かされた。

2025/03/29

[うさっぴ]

今回も面白かった！5巻が楽しみです。

2025/04/04

[yuko0611]

社会的スキル不足で満点を叩き出した（第1巻）仲間として、この巻が一番共感できた。「自他とも発達障害の部分だけ目につきやすくなる」は私もちょうど気にしていたところだったので、あるあるだったんだなと思った。あと、カレー沢さんの脳内とは全く違っていたらしい現実の旦那さんにもっと語らせてほしい。3巻までの話が旦那さんからどう見えていたのか気になる。変わり者同士で仲良く暮らしているのかと思って読んでいたら、定型の旦那さんがカサンドラ化していた話だった。怖い。

2025/03/29