内容説明
結婚五年にして夫婦関係が冷えきった麻矢、離婚を経験した璃子、モラハラ気質の夫に悩みながら一人娘を育てる友里香。三十代半ばの同級生三人組は、夫への不満を抱え、行きつけのお店に集まって愚痴を言い合っていた。しかしある夜、友里香とモラハラ夫との間に大きな事件が起こり、さらに麻矢の冷淡な夫も行方不明になってしまう。次々起きる事件によって、固い絆で結ばれた三人組の仲にも亀裂が入り始め……。私たちの「幸せ」はどこにあるのか。キャリアや結婚、出産に悩む現代女性の心の叫びに迫る、衝撃のミステリ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
セシルの夕陽
55
コソコソ読みたい…夫に知られないように。よって電子書籍(読メのコイン感謝) 予想よりずっとずっと面白かった! ブラックな内容を軽いタッチで、かつ、話は二転三転で想像をどんどん覆して展開する。3人組の麻矢・璃子・友里香は、大学サークル時代の合宿で起こった事件から、固い絆で結ばれていた。璃子は離婚しているが、それぞれ夫に強い不満があり「いっそ元気なまま、死んでくれないかしら」——。TVドラマは始まったばかり。1話から原作の半分まで進んでいるような⁈ ダビングしたことも見つからないようにしなきゃ💦2025/04/08
坂城 弥生
43
インパクトのあるタイトル、タイトル通りの内容でした。2025/03/18
どぶねずみ
39
今感じるジェンダーの問題に深く突き刺さる内容で、このタイトルに同調した女性は多いはず。モラハラについて読んだ心理本では、精神的に弱い男性、幼い頃に惨めな思いをしていた男性は、妻を自分より下の立場に起きたがるし、父が母に対してハラスメントをしていた家族の中で育った男性も父と同じことをするという。まだ人生経験の浅い20代の女性に、結婚前からに夫の変貌に気づけるわけもない。結婚に失敗してもそうでなくても、自分が楽しく生きていくため、自立した自分を作っていかなくてはいけない。女目線の感想でした。2025/07/12
mayu
30
初読み作家さん。ドラマ化で気になって購入。中々にどぎついタイトル。子持ちでモラハラ夫と暮らす友里香、離婚経験がある璃子、仕事と家庭の両立が上手くいかない麻矢。3人の信頼関係は強く、悩みも互いに助け合う。タイトル通り、夫に対する辛辣な言葉の連発と友里香の夫のあだ名ガーベの由来に震える。こんな風に友人に夫の悪い部分を伝え続けたらもっと夫を嫌いになりそう。疑心暗鬼でイヤミスなのかと思ったり、ミステリー感が強くなるのかと思ったらそうでも無かったり、重々しくなく読みやすいんだけど全体的に中途半端感を感じてしまった。2025/03/25
なっち
27
店頭で見かけて、これ絶対面白いやつ!と即買い。ちょうどドラマも始まった。夫が行方不明というのに余裕があるな、と思いつつすぐに読み終えた。ドラマも見れば良かった!2025/04/12
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- 税 (2025年8月号)