アルファポリス文庫<br> #消えたい僕は君に150字の愛をあげる

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アルファポリス文庫
#消えたい僕は君に150字の愛をあげる

  • 著者名:川奈あさ【著】/萩森じあ【イラスト】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • アルファポリス(2025/03発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784434354632

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内容説明

周りの空気を読みすぎて、自分の気持ちをいつも後回しにしてしまう雫は、今日も想いを150字のSNS『Letter』にこっそり投稿する。そんなある日、クラスの人気者・駆から「一緒に物語を作ってほしい」と頼まれる。駆はLetterで開催されるコンテストに応募したいのだと言う。物語の種を探すため、季節や色を探しに出かけることになった二人は次第に惹かれ合い、互いの心の奥底に隠された秘密に触れて……? 誰かになりたくて、なれなかった透明な二人。誰にも言えなかった、本当の想いが初めて溢れ出す――

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

和尚

22
面白かったです。 周囲の空気を読んで、目を気にして、何事にもノーと言えず家でも学校でも息苦しい主人公の雫の居場所。150文字の投稿。 そんな場所をきっかけに距離が近づいた男子の駆との、150文字の物語を紡ぎながら織りなす青春模様の物語。 最後の雫の成長をも感じられる、駆との関係性が変わる二人の場面も良かったですし、終わり方も好きでした。2025/04/02

彩灯尋

19
150字までの『言葉』を投稿するSNSから紡がれる青春恋愛もの。相手の様子を窺いながらその場の空気に合わせた言葉を選び、自分の本音を飲み込んでしまう主人公が投稿する本当の『言葉』がとにかく素敵で眩しかったし、2人の関係性の変化にもきゅんきゅんした。好き。2025/04/03

なみ

12
150字のSNS『Letter』に詩を投稿する高校生の雫は、クラスメイトの駆と一緒にコンテストに挑戦することに。 選ばれないことで不安になり、自分を偽って、正解を選ぶことに執着する雫の心情描写がとても苦しかったです。 作中に150字の詩が実際に出てくるのですが、どれも素敵でした。 特に244ページの詩が好きです! 青春要素も恋愛要素も等身大で、登場人物が本当にそこに存在しているかのような、リアルな作品でした。2025/04/05

シャトーブリアン

7
色とりどりの感情があり美しいのに、まるでスノードームのようにガラスの中に閉じ込められている。そんな雫だがかける駆との出会いによって心が雪解けしていく。 150文字で現される2人の深い感情が心に響きました。短文から生まれる余白により、詩のように読者が2人の葛藤や優しさを想像する楽しみがあります。この短い文章を軸にした独特の構成が上手く調和してるのがこの作者さんの凄いところの1つだと思いました。余命や病気という題材を使わず独自のSNSや、小説作りなどアイデアとしても1つ飛び抜けた作品で驚かされました!!2025/03/23

木立花音

5
顔色をうかがってばかりで、本音を言えない雫が、恋をして少しずつ変わっていくお話。 本音を言えないことで、どういった問題が起こるのか。 本音を言えたら、どう状況は変わるのか? 「変化(キャラクターアーク)」が分かりやすく描かれているのが好印象でした。 Letterという150字の物語を投稿できるアプリの存在が物語に深く絡んでいるのも、構成がよく練られているなあと思いました。後半の、言いたくても言えなかった本音を、雫が言葉にしてLetterに投稿していく場面では、彼女の成長と駆の優しさが見えて思わず涙。 2025/06/08

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