角川新書<br> バブルリゾートの現在地 区分所有という迷宮

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角川新書
バブルリゾートの現在地 区分所有という迷宮

  • 著者名:吉川祐介【著者】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • KADOKAWA(2025/03発売)
  • 麗しの桜!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~3/29)
  • ポイント 250pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784040824994

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内容説明

・アクセス難で苗場のマンションが10万円
・40平米の1Rマンションを見ず知らずの10人で所有
・リゾートホテルの建物が1250分割、ワンフロアが200分割――権利が切り刻まれて身動きが取れない不動産
・東京都湯沢町、バブル期にマンションを建てまくったデベロッパーも多くが倒産、解散
・もはや地面の切れ端…14平米に満たない狭小地で分割され販売された別荘タウン
・権利分割して建てられていたホテルが今や有名な廃墟スポットに
・解体費用は、地方自治体…? 地元の巨大なリスクに

あまりに度を越した濫用が横行したために、今となってはその乱売された「権利」が、購入者にとってなんらの価値も生み出さないどころか、ただ義務と責任ばかり発生するお荷物と化している。電気、水道といった施設の利用に必要なインフラはすべて止められ、一切の修繕が行われない建物は老朽化するばかりだ。当の所有者本人ですら利用が不可能な状況に陥っているのに、他者の権利に阻まれ、解体もできなければ売却もかなわない。なんの解決策も取られないまま、ただ毎年固定資産税が課税され続けている。こんな理不尽な話があるだろうか。(本文より)

1970年代、都心の土地価格の高騰に伴い、ターゲットにされた新潟県湯沢町。バブル期のスキーブームもあり、多くのリゾートマンションや会員制ホテルが建設された。今なおきちんと管理され、人々の生活を潤すマンションがある一方で、大幅に価格が低下したり、法律の濫用により身動きが取れなくなった施設が存在している。千葉県北東部の「限界ニュータウン」に住み、不動産問題を調査報道する著者が、リゾート物件の現状を伝える。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

あすなろ@no book, no life.

97
リゾート物件・リゾート会員権物件で起きた問題の殆どは、区分所有と共有という不動産の所有形態が内包する構造的欠陥と不動産は価値が下がらず資産性が保全されるものという発想が複雑に絡まったものであると思ったのである。そうでなければ、とある問題物件の建物謄本が330頁以上という1,250分割された販売なぞ出来る訳がないのである。所謂、負動産をテーマに発信する筆者の著作は2冊目で、万人受けするテーマとは思えないのだが、一方でこんなテーマの本は皆無と思え、とても面白かった。2025/07/13

ma-bo

93
ご自身が千葉県内の限界ニュータウンに住み、ユーチューブ「資産価値ZERO‐限界ニュータウン探訪記‐」が累計再生回数4000万超の著者。既刊の限界ニュータウン(荒廃する超郊外の分譲地)・限界分譲地(繰り返される野放図な商法と開発秘話)は読了済。今作はバブル期に大量に建設されたリゾートマンション、会員制リゾートの現在。新潟県湯沢町を中心に、大幅に価格が低下したり、法律の濫用により身動きが取れなくなった施設、権利の複雑さ、デベロッパー・管理会社の問題等リゾート物件の問題に迫るルポ。2026/01/20

樋口佳之

47
キャッチにつられてポチりましたが、まったくその通り。不動産は物質としてあるし、原状回復には結局誰かが費用を負担しないといけない。その処分が滞れば周囲の居住者の不利益に繋がる訳だし、投資や、まして投機目的の売買には網かけるべきだと思いました。/この本が語るような度はずれた区分所有、他の国にもあるのだろうか。2025/05/09

kawa

32
若い頃は、別荘やリゾートマンションに興味があったのだが、お金と決断力が無くて取得できなかった。今となればそれが大いに幸いしているのだけれど、本書を読んで改めてその感を強くした。特に小口共有型の区分所有ホテルや会員制リゾートクラブの欠陥は本書で強く再確認。最近は沖縄辺りで1億円近い区分所有型ホテルも登場してるようだけれど、金額もトンでもないし、経営をグリップできない投資物件には「さわらなぬ神に祟りなし」ですね。2026/02/21

funuu

8
リゾート会員権は実際はかなり当時銀行員が売っていた。 かって勤務していた。 建前はローンを売ると言う事になっていた。 会社自身も購入し従業員に福利厚生で使わせていた。 何度か行った。 やがて本書にあるように破綻。 買ったのは中小企業のオーナー。 金に困窮は会社倒産の場合億となればリゾート会員権の件どころではない。 中にはは銀行が売った責任を裁判になる。 ただ当時は裁判所は銀行のミカタ。 最高裁でも銀行勝訴 そんな時代 いまならSNSもあり許されない。 紀州鉄道はようやくわかった。2025/03/19

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