- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
私たちを支配する「苦しさ」には単純な原因があり、対処する方法がある。
本書では仕事、人生、社会で即実践可能な「経営学の道具立て」である
価値創造三種の神器を解説。
気鋭の経営学者にして経営者による最新提言!
【目次】
はじめに――誰もが「みんな苦しい」の謎
第一章 私たちの苦しさの正体は何なのか?
第二章 奪い合いの世界から脱する方法はあるのか?
第三章 他者と創り合える未来はひらけるか?
第四章 どうすれば対立は乗り越えられるのか?
第五章 私たちはどうやって進歩していけるのか?
第六章 人と組織が変わる意味はあるのか?
第七章 これから社会と世界はどう変わっていくのか?
第八章 私たちが今日からできることは何か?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ta_chanko
15
価値有限思考から価値無限思考へ。資源・価値・アイデア・市場などは奪い合うものではなく、無尽蔵の価値をもつ頭脳を駆使して創り出すもの。欲望を、奪う→創るへ、利己→利他へと変換することで、社会性のあるアイデアや価値を生み出すことができる。対立するゼロサム的な問題に対し、究極の上位目標を考えることで、両立可能なものに変換していく。頭脳は枯渇することのない無尽蔵な油田。アイデアを出し合いみんなで共有することで、無限の可能性を開くことができる。2025/07/10
まゆまゆ
12
生活していくうえで苦しいと感じるのは、価値が有限であり奪わなければ奪われる、という思考が染み付いているからではないかとして、無限に価値は創造できるというマインドに変化を促すことを語る内容。バブル崩壊とグローバル化でカネとヒトの価値の逆転現象が起こり、今に至ってしまった。今こそ経営教育と呼ぶ未来創造の考え方を実践し、価値創造の民主化を図ることで問題解決に取り組もう。2025/05/12
coldsurgeon
8
経営学がどのようなものかは、今まで知らんかった。経済学との違いはわからず、「?」をつけて放置して生きた。経営学は実践への貢献と学術の双方を横断する特殊な立ち位置にある学問。価値あるものを有限であるから、他人から奪うことでしか豊かになれないという思い込みによって社会に閉塞感が漂い、今の私たちは息苦しさを感じている。今ある価値は有限かもしれないが、価値は造ることが出来るという点で無限だ。「価値を奪い合う社会」から「価値を創り合う社会」への脱皮のために、経営する教育が必要だ。2025/06/06
ありす
3
数年前に職場と家を飛び出した。自分では大きなパラダイムシフトを経験して、かなり柔軟になったと思っていた。ところが、現状での行き詰まり(介護離職、将来的な経済不安)を、無意識のうちにやはりゼロサム(価値有限論)で考えてしまっているので、まだまだだな、というか、希望の持てる考え方をおしえてもらえた、と感じた。俯瞰を使うことは心理学的なワークにもなりそう。まずは個人、親族間の葛藤、問題解消を。そして趣味活動やボランティア活動がより楽しくなるように。そんなことを考えていたら、ちょっと楽しくなってきた😃2025/08/13
hinotake0117
3
現代にはびこる閉塞感を氏が経営学の知識を背景に考えた3つの思考ツールを通じて解決を図っていこうと提案するスケールの大きな1冊。 まず身近な問題から氏の提供するツールを通じて向き合ってみることから実践してみることで社会問題解決へつながるかも。2025/07/28
-
- 洋書
- All of Them
-
- 電子書籍
- 小姑追い出し大作戦 【単話売】 - 本…
-
- 電子書籍
- 緋が走る DX版 6
-
- 電子書籍
- 1日1分、30日で人生が変わる「話し方…
-
- 電子書籍
- 江戸の外交戦略 角川選書