内容説明
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『ニッポンの音楽』の盲点が、この一冊に!
「最後の大物音楽ライター」の遅すぎたデビュー作!――佐々木敦
雑誌『宝島』の変遷、
ナゴムレコード、バンドと演劇の蜜月、
韓国のバンドブームまで、
イカ天やその前後のバンド事情を網羅!
YouTubeもTikTokもサブスクもなかった時代......
人生を変えた 伝説の深夜番組『三宅裕司のいかすバンド天国』があった!
スペシャル・インタビュー: 萩原健太、 佐々木敦、 KERA/ケラリーノ・サンドロヴィッチ、吉田アミ、成松哲、宮尾すすむと日本の社長(黒沢伸、宮尾益実)
巻末付録:「イカ天」ディスクガイド
<著者紹介>
土佐有明(とさありあけ) ライター。千葉県生まれ。 音楽評、書評、演劇評、映画評などを執筆中。『ミュージック・マガジン』『NiEW』『Mikiki』『週刊読書人』 『intoxicate』『ユリイカ』『レコード・コレクターズ』『すばる』等に寄稿。劇団ポツドール『愛の渦』のパンフレットの取材・執筆も担当。 監修・選曲を手掛けたコンピレーションCDに『トロピカリズモ・アルヘンティーノ』(インパートメント)がある。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山田太郎
16
たまの一週前の放送から全国というかこっちでも放送が始まったのではないかと、確か。夜遅かったんでビデオ録画してたけど、消さないで残しとけば良かったな。再放送やってくれないかな。けいおんとか興味がないので、後半になるほどざっと読んだ。審査員総取っ替えして面白くなくなったというかパンタとか斎藤ノブとか偉そうで音楽自体聞く気無くなったし。田中一郎はいい人だった。審査員の問題もあったけど、バンド数限られてるし、そんな長く続くもんでもないのかなと思った。そんな目くじら立ててこの番組けなす人も人間小さい気がするけど。2025/06/29
阿部義彦
14
DU BOOKの本。テレビは昔から見ないので、イカ天のバンドとかはほぼ馴染みが無い(例外は「たま」で唯一当時会社の同僚からCDを貸してもらった位)ので、興味を持って読了。初期の審査員に、大瀧詠一の一番弟子の萩原健太氏がいたなんて初めて知りました。KERAのインタビューが一番納得が行き面白かった。アートスクール的感性として、私立和光学園一派に関する記述が自分としては得る所多かった。吉田アミさんがイカ天に救われたと語るインタビューも良かった。後半の、「けいおん」「ぼっち・ざ・ろっく!」論も出色。演劇とも絡む。2025/04/08
nobu23
7
80年代末期のイカ天とバンドブームに関して、当時の関係者や視聴者のインタビュー、著者の考察などを交えて深掘りする本。 リアルタイムで見てないが当時の熱気やブームさを感じることができる。 けいおんやぼっちざロックといったその後のアニメバンドブームに関しても多く言及している。2025/05/10
コマンドー者
3
イカ天の総合的振り返りというよりは、イカ天の中で評価の高かった数バンドの解説メイン。功罪のついて述べられているが、著者の思い入れが強いので功の部分ばかり力説され、一番ブームで面白い罪の方のブームの徒花となった多くのバンドについてはほぼスルーなのが物足りない。後半のけいおんとかの今のムーブメントの解説も蛇足気味で、もっと当時の総覧的な振り返りをしてほしかったのだが。2025/06/06
unterwelt
3
80年代末のイカ天とそれに伴うバンドブーム、そして現在の『けいおん!』『ぼっち・ざ・ろっく!』までを論じた一冊。イカ天は全く通ってないが、今で言うボカロやニコ動と同じ役割を果たしていたのだと知ることができた。「これなら自分にもできるかも」と思わせられることが大事なのだと。合間に挟まれているインタビューも面白かったが、特にKERAの「コスパが悪い方が面白いんじゃないかという気がする」という発言や演劇との比較が印象的だった。バンドの魅力は「コスパが悪く、他の人とやるので思い通りにならない」ところなのかも。2025/05/16
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