内容説明
田中さんの作品を見て青山さんが物語を執筆し、その物語を読んで田中さんがさらに作品を作成した、楽しさに満ちた連作短編小説
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
368
正式名称“山中青田遊園地”(青山と田中を混ぜ合わせか)なのに通称“ぐるぐるめ”にやってきたお客に加えて、ここで働くピエロとのやりとりに、それぞれの想いと気づきが、ぐるぐる巡る。いつも以上に優しい仕上げの青山美智子作品。あれ『プール』の章で、あの猫が現れたぞ。まさに神出鬼没だ。ちょっと待てよ。あの店やらもでてきて青山美智子作品の回想なのか。今作も道標の青山美智子。美智子の“みち”だけにね。田中達也氏とのコラボの今作。夫婦のような最強コンビの作品に脱帽。身も心も温かくなること間違いなしだね。 2025/03/19
starbro
346
5月の第一作は、青山 美智子の最新作、青山 美智子×田中 達也コラボ作品、遊園地ぐるぐるめ連作短編集です。 二人の相乗効果で、楽しい作品に仕上がっています🎠🎡🎢 しかし遊園地の正式名称と通称とのGAPが激し過ぎます(笑) https://www.poplar.co.jp/pr/yuenchi-gurugurume/2025/05/01
おしゃべりメガネ
269
さすが青山さん作品、とにかく失敗しませんね。今回の舞台は遊園地。本作を読むと年齢問わず遊園地に行ってみたくなります。展開は作者さんお得意の連作構成。遊園地内にある乗り物やフードコートにおいて、来園者様々な人間ドラマが綴られています。全部で8編からなる作品ですが、どの話もショートながらしっかりとほっこり温かい話がつまっており、改めて読書の楽しさ、ステキさを実感させてもらえます。青山さん作品の装丁をこれまでも手掛けているミニチュア写真家「田中達也」さんとのコラボとしても、これまで以上に完成度の高い作品です。2025/03/22
旅するランナー
256
泪うるうるめ。とってもハッピーなコラボレーション連作短編小説。 山中青田(青山+田中になってる!)遊園地、通称ぐるぐるめを楽しむ人たちによる、青山さんらしい群像劇。その内容にマッチし感動を高める田中さんの見立て作品もお見事。フードコートの割り箸袋がYAMANAKAAOTAになっているこだわりも見逃しません。2025/06/10
ひさか
248
webasta2022年1月メリーゴーランド、3月回転マシン、5月フードコート、7月ジェットコースター、9月イベントステージ、11月スイングマシン、の6編の掲載作品に書き下ろしのプール、観覧車、を加えた8つの連作短編を2025年3月ポプラ社刊。田中さんのミニチュア写真で始まって、そして終わるというお話が続くのが楽しく、面白い。お話の流れはいつもの青山さん流のホンワカ展開ですが、お話世界と同じミニチュア世界の秀逸さに感心しました。動いているところを切り取ったように見えます。2025/06/15
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