小学館文庫<br> 今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は

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小学館文庫
今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は

  • 著者名:福徳秀介【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 小学館(2025/03発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094074413

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内容説明

福徳秀介のデビュー小説にしてベストセラー。

 大学2年生の「僕」は、入学前に憧れていた大学生活とはほど遠い、冴えない毎日を送っていた。日傘をさしていつも人目を避け、青春を謳歌している学生グループを妬ましく思う、そんな日々。友人は一人。銭湯掃除のバイトと孤独な大学生活だけの毎日。
 そんなある日、大教室で学生の輪を嫌うように席を立つ凜とした女子学生に出会う。その姿が心に焼き付いた「僕」は次第に深く強く彼女に惹かれていく。やっとの思いで近づき、初デートにも成功し、これからの楽しい日々を思い描いていたのだが・・・・・・。
 ピュアで繊細な「僕」が初めて深く愛した彼女への想いは実るのか。そして、僕の人生の、その先は---。
 著者自身の私小説を思わせるピュアな恋愛小説ながら、「生きる」ことそのものについても考えさせられる、心に刺さるホロ苦恋愛小説です。
 文庫化にあたり、巻末には、映画出演の萩原利久さん、河合優実さんの特別対談を掲載。こちらも、見逃せません。

※この作品は過去に単行本として配信されていた『今日の空が一番好き、とまだ言えない』の文庫版となります。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のぶ1958

19
ジャルジャルの福徳さんの青春小説。さすが、言葉の言い回しや「立て板」の言葉のシャワーが独特で面白かったです。ストーリーも起承転結が効いていて、泣かせてほのぼのさせてと上手と思います。「今日の空が一番好き、~」タイトルも素敵で読後は温かな気持ちになれました。2025/07/13

林檎

14
映画を先に観たので、そのままの世界観をより濃く上書きして行くような感覚で読んだ。映画を観た時よりももっとずっと好きが増した。心に残る優しくて面白い大事な言葉や台詞がたくさんあった。ふとした時に思い返す大事な作品になる予感がする。福徳君素敵やん。2025/05/13

三日月

8
独特な言葉の言い回しとセンスのよさ。 回りくどいけど全然嫌味がない、むしろ心地良かったな。最初から最後まで文章もすべて変わり者って感じだった(いい意味で)。 唯一の友人山根くんもとってもいい味出してたし、バイト仲間としか思ってなかったさっちゃんからの突然の長い長い告白は切なかった。 スピッツの初恋クレイジーの話もよかった。 お笑い芸人だけあって、ところどころに笑える場面もってきてくれるから、全然飽きずに読めたし、途中からの悲しい展開と、ラストの伏線回収からのハッピーエンドは見事でした。 2025/06/13

su☆ma

7
★4(図) 初読(作家?)。予告を何かで見て借りたんだと思う。待ちが長くて忘れてたのだが、良い作品だった(映画は観れてない)。芸人さんが書いた作品だから~とかいう先入観はもう御法度なんだと改めて思い知らされる。途中の長いカギカッコ(「」)は届いてない感じが切なくて、最後のほうの長いカギカッコは遠い昔に自分が経験したことと重なりすぎて辛かった。ひっくり返る展開を電車で読んでいて泣いてしまった。最後に肩を震わせてたのは同じじゃん!だったのかな。初恋クレイジー聴きたくなる。2025/08/04

msytg15

6
先に映画を観ていたので、細かいニュアンスや少し疑問だったところもすっきり出来て、この順番で良かったなと思った。ジャルジャルのイメージがあって内容が全く想像できない中で観た映画が凄く心に刺さって、本もそのテンションのまま楽しめて、一つの作品として当分余韻が続くなと感じています。ずいぶん前に買って埃をかぶっていたインディゴ地平線を引っ張り出して車で大音量で聴いている毎日です。2025/05/18

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