内容説明
心臓に爆弾を抱えた陽彩は、余命三カ月と告げられ、無気力な日々を送っていた。そんな彼女の前に現れたのは、百年先の未来から来たという青年・楓馬だった。「僕は君の運命を変えに来た」――そう告げる彼の言葉を信じ、陽彩は彼と共に未来を変えるために動き始める。二人で奔走するうちに、陽彩は次第に彼に惹かれていく。しかし、彼には未来からきた本当の理由に関わるある秘密があった。さらに、陽彩の死ぬ運命を変えてしまったら、彼がこの世界から消えてしまうと知り・・・。二人が選んだ奇跡のラストとは――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
23
心臓に爆弾を抱え余命三カ月と告げられ、無気力な日々を送る陽彩。そんな彼女の前に100年先の未来から来たという青年・楓馬現れる青春SF小説。陽彩の運命を変えに来たと告げる楓馬の言葉を信じて、彼と共に未来を変えるために動き始める陽彩。そんな中で次第に彼に惹かれていくことを自覚していったり、同じように闘病してきた樹里の覚悟を知る一方で、楓馬が未来からやってきた本当の理由を知る展開で、自分にとって本当に大切なことは何か、自分はどうすべきなのか、葛藤を抱えながらも決断した彼女が迎えるその結末はなかなか良かったです。2025/05/16
栗山いなり
6
心臓の障害が原因で余命三ヶ月と宣告された陽彩が100年後の未来から来たと言う少年に出会う事から始まる物語。いや、これ、青春SFかと思ったらガチのSFやないかーい!!スターツ出版文庫版ドラえもんって感じかつグサっと来るメッセージ性を感じる物語だった2025/03/06
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