講談社+α新書<br> この国でそれでも生きていく人たちへ

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講談社+α新書
この国でそれでも生きていく人たちへ

  • ISBN:9784065388822

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内容説明

森永卓郎が全日本人と息子康平に遺す激動の時代を生き抜く知恵と心のありかた。金、生き方で道を誤らないための最期の提言!

原発不明がんと闘いながらベストセラーを執筆し続ける森永卓郎と、現場感を重視した実践的な独自の経済学を展開する息子の康平が、いまの日本のさまざまな病巣についてガチンコで語り合った魂の一冊!!

政府への不信、エリートたちによる搾取、挑戦する気概を失わさせる絶望的階級社会……それでもいまこれからを生きるしかない私たちは、この現実とどう向き合い、乗り越えていくべきなのか――。

第一章 来たるべき大恐慌からいかに逃れるか 森永卓郎
第二章 有事・紛争という地獄はすぐそこまで迫っている 森永康平
第三章 「令和恐慌」をもたらすのは誰か 森永卓郎
第四章 「投資アレルギー」につける薬 森永康平
第五章 なぜ金融業界は詐欺師ばかりなのか 森永卓郎
第六章 マクロとミクロの混同が日本をダメにした 森永康平
第七章 「身分社会」に潰されないための生き方 森永卓郎
第八章 「自己責任おじさん」にどう対抗するか 森永康平

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

読特

57
「株価は大暴落する」と断言する父に、「そんなことは誰にもわからない」と慎重な息子。「投資銀行はロクでもない」と暴露する父に「彼らも所詮は普通の会社員」と理解を示す息子。「田舎暮らしこそ天国」と薦める父に「地方に住むのは簡単ではない」と諫める息子。「ロクに働かない富裕層の存在は不公正」と指摘する父に「格差是正よりも全体を上げていくべき」と主張する息子。斬新な考えで人を惹きつける父に、良識を諭す息子。子は親のコピーではない。信念も芸風も違っていい。「ここは賛同、それは違う」。それぞれを評価し、楽しめばよい。2025/06/01

とよぽん

43
森永卓郎さん、言い残したいことを綴る渾身の著書。それに対する息子さん森永康平さんの見方考え方も冷静でグローバル。素晴らしい親子だ。この国、日本の現状と将来を語り、人々はいかにして安穏と幸福感を得ることができるか。示唆に満ちた良著だと思う。2025/08/18

こも 旧柏バカ一代

33
親子の対談本。はじめにとあとがきは息子さんが書いてるのが感慨深い。2025/03/05

belalugosi6997

23
経済、エネルギー、格差、資産運用について問答。一致する点もあれば(経済)、真逆(エネルギー、資産運用)もあり、格差に関しては卓郎氏はミクロの立場から富裕層に重税を課す事を提唱する。康平氏はマクロの立場から国民を豊かにする、所得の底上げを提唱する。方法は違うが問題提起は同じに読めた。卓郎氏は日頃からメディアや書籍の発信通りで「遺書」に読め、鬼気迫る怨念ともとれる表現力である。康平氏は将来の日本、子供たちのためを提唱する。最後は日頃多様性を発信している割には異なった意見に対しては攻撃的になる事を諌める。2025/07/26

読書は人生を明るく照らす灯り

19
📕読んだ理由📕親子の共著に興味あり 📘読んだ感想📘親子の思想が異なる内容で面白かった。国民がよくなるためには?とみんな考えながら答えが違う事もまた面白い 📗読んだ後の行動📗康平さんをもっと知る。常に勉強してアップデート 2025/08/06

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