講談社BOX<br> ぐいぐいジョーはもういない

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講談社BOX
ぐいぐいジョーはもういない

  • 著者名:樺薫【著】
  • 価格 ¥1,463(本体¥1,330)
  • 講談社(2025/03発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 390pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062837552

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内容説明

愛とプライドが涙ではじけるベタな青春もありっ。
乙女たちが投げる、打つ!

「キスしてくれたら、頑張れるかも……」
もし、女子野球部で『汗と涙の青春』をスゴしたら?

完全試合達成目前の全国大会決勝戦、ピッチャー城生羽紅衣(じょううぐい)は小駒鶫子(こまつぐみこ)に、なぜか不敵に不吉に微笑んだ。これが豪腕・羽紅衣の見納めか? バッテリーの愛のゆくえは?
許嫁がいる長身美人投手“ぐいぐいジョー”、高校最後の夏!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヱロ本Gメン

8
長らく積ん読だったがピーナッツパンのピーナッツバターも溶け出すような夏らしい日差しだったので読破成功。とても面白かった。なにより羽紅衣のピッチングフォームがいい。 鶫子の導入設定も良く出来ている。他キャラも敵チームも含めいい感じ。全体的に薄味だが、青春の儚さと捉えれば雰囲気にマッチしているともいえる。どこか石川博品っぽくもあり。しかし何故に鶫子=ロビンソン?鶫子=ベンジャミンではないの?ちなみにベンジャミンの花言葉は信頼、友情、永遠の愛、結婚。イラストも良かった。また暫くしたら読み返したい。2017/07/02

シャル

6
青春百合野球小説。その中でも特に野球の描写が凄い。一つの試合を、主にキャッチャーの視点から追い続けるることで、試合の空気と緊迫感を鮮明に描き出している。相手選手と投手、それぞれの選手について見据えながらの戦いなのである。1試合に絞った事で、野球の深い楽しみであり、醍醐味の一つである配球による心理戦を存分に楽しめる一冊。2012/05/27

カシヤ

5
羽紅衣に対しての鶇子の返事を知るために読んでいたような、それぐらいに強烈なラストでした。色々と手を出し過ぎて中途半端な感じも正直。個人的には羽紅衣と鶇子のエピソードがもっと読みたかった。作中の空気感は女子野球だからこそというか、坊主頭の男共には出せない感じで良かったです。2013/11/14

マッキー

5
あさのあつこの「バッテリー」がBLなら、こちらは百合。でも、こちらの方がはるかにスポ根!回が進むにつれての緊張感の高まりは素晴らしかった!!まさに、高速スライダーな、ちょっと百合に曲がっちゃうような熱血スポ根小説でした。本当に面白かったです、ありがとうございました。2010/12/27

4
最高のスポーツ百合小説。一つ一つの野球描写は濃いのだけれど、あくまで羽紅衣と鶫子二人の関係性がメインで変な泥臭さはなく、スッキリとした青春小説だった。「三年生・夏」に焦点を当てる描き方で、こちらは子細に書かれている反面、他は過去をなぞる程度。バレンタインのような素晴らしいエピソードがもっと欲しくなるのだけど、最後の試合に比重を置き、あえて完成された終わり際の二人を中心に見せる描き方が洒落ている。百合は百合なのだけど、変なわざとらしさやあざとさの無い、スポーツ少女らしい爽やかで屈託の無い美しい百合だった。2015/10/14

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