内容説明
世界的ベストセラー『嫌われる勇気』著者が贈る
喜び楽しんで生きるヒント
【小さいけれど、確実な幸福。】
「本書が届くべき人に届きますように」――著者
日々を<価値あるもの>にするためにできること
・ゆっくり生きる
・競争から降りる
・虚栄心から自由になる
・他者を信頼する
・過去の経験から学ぶ
・価値観を見直す……
【本書より】
明日という日がどうなるかわからない。そうであれば、大切な人と諍いをしている場合でない。人が生きられるのは、過去でも未来でもなく今しかない。過去のことを思って後悔したり怒ったり、また、未来を思って不安になったりするのでもなく、過去のことも未来のことも考える必要がないほど満たされた時間を過ごしたい。本書が、そのような時計では測れない時間を過ごし、今日という日を今日という日のためだけに丁寧に、そして、豊かに生
きるためのヒントになれば幸いである。
【目次】
第一章
他者を理解できないのと同じく、
人生のこともすべてわかっているわけではない
――知る「私」
第二章
本当に大事なことを考えるためにはじっくり問題と向き合い、
考え抜かなければならない
――立ち止まる「私」
第三章
過去のつらかった経験をなかったことにはできないが、
「今」が変われば過去は変わる
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
アナクマ
26
『嫌われる勇気』の著者による生きるヒント。三木、九鬼、アドラーならこう言うね、みたいな。(172)「一日、寝ているのだったらこなくてもいいね」父はこう答えた「そんなことはない。お前がいてくれるから私は安心して眠れるのだ」何もできなくても、ただ自分が生きていることに価値があることを教えてくれたのは父だった。◉(221)アドラーが考える共同体の範囲は広い。自分が所属している家族、学校、職場、国家、そして人類も超え、生きているものも生きていないものも、すべてを含めた宇宙全体を指している。→2025/08/03
kawauso
0
筆者の本は何冊もよんでいるが、平たく優しく哲学や心理学の教えをいれたエッセイ短編。2025/06/11




