内容説明
「みだりに動かせば祟る」
文字の解読を試みた調査員二人が怪死。
一部の島民しか知らない祟りの石碑とは…(父島)
国内12島+アジア7ヶ国
季節労働者として島に溶け込み採話した戦慄の南方奇談!
【八丈島】廃ホテルから椅子を盗んだ男を襲う恐怖…「パイプ椅子」
【父島】石碑の調査を試みた者が二人連続で怪死…「祟りの石碑」
【母島】右手の指が六本ある地蔵の曰くと怪現象…「六本指地蔵」
【硫黄島】島から持ち帰った旧日本軍の遺物が起こす怪…「遺品」
【徳之島】車の周りを囲む せこけた霊の群れ…「フィリピン村」
【南大東島】納骨堂に出る生首とマントの怪人…「ピョンピョン」
【台湾】手前に火葬場、上に墓地があるトンネルの怪…「辛亥隧道」
【フィリピン】虫を使った恐怖の呪術…「マンククーラムの呪い」
他、国内12の島と海外7ヶ国で蒐集した南国の怪奇談49話収録!
◎本書に収録された島と国
★国内
伊豆大島/八丈島/父島/母島/硫黄島/種子島/屋久島/徳之島/南大東島/座間味島/宮古島/石垣島
★海外
台湾/香港/フィリピン/カンボジア/ラオス/タイ/インド
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
HANA
59
実話怪談集。伊豆、小笠原諸島と沖縄の南西諸島、東南アジアで採集した怪談がまとめられている。国内は割とオーソドックスというかオールドタイプの怪談が中心だが、特筆すべきは著者が撮った写真が一話ごとに収められている所。これによってどこか懐かしさと同時に、怪談と場所が一気に接近するように感じられる。翻って東南アジアの怪談は一気にご当地感が増した感じ。「マンククーラム」や「ドゥエンデ」といったその国ならではの怪談と同時に、各国の心霊スポット巡りともなっている。これらにより独特の読み心地があり、非常に面白い一冊。2025/04/21
花林糖
16
(図書館本)日本の離島「伊豆諸島・小笠原諸島/南西諸島」、海外は東南アジア。日本の離島は程良い怖さの怪談で良かった。特に印象的だったのは猫に纏わる話の種子島の桃吉、父島のシーサーペント。海外ではフィリピンの恨み。海外はフィリピンは良かったけれど台湾・香港はイマイチかな。2025/07/15
まみ
1
日本の離島はどうしても大戦の影響があるからね。 海外編は台湾はいまいち、フィリピンの方がおもしろかったかも。2025/05/09
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