月の名前

個数:1
紙書籍版価格
¥2,750
  • 電子書籍
  • Reader

月の名前

  • ISBN:9784906905003

ファイル: /

内容説明

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。


累計11万部のロングセラーシリーズ『風の名前』『雨の名前』『花の名前』(小学館刊)に続く待望の第4集!
わたしたち日本人の豊かな感性は多くの月の名称を作りました。
立待月、有明月、十三夜、月の船、花残月、月天心、二十六夜待……。
詩人・高橋順子が繊細な感性で月の名称400語についてつづり、写真家・佐藤秀明が写真150点で月の多様な姿をあらわします。
高橋順子による詩とエッセイ20篇のほか、月が詠まれた古今の短歌と俳句107首・句も収録しています。
付録は「50年分の中秋の名月の日付早見表」と「秋の月・新暦早見表」。

「街を照らす月は、人びとを見守っているように見えるし、野山の上の月は、孤独に耐えよ、とさとしてくれる。海の上の満月は夢のようだ」(本文より)。
毎日、月を眺めたくなる本です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おくちゃん👶柳緑花紅

75
月が好きです。月を見ると必ず思い出す友人がいます。多くを語らず、いつも聞き役。でもポツリと話す一言が月のように静かに輝く。そしてこの本は素敵だった。翌日の十五夜を気もそぞろに待つ「待宵」夜が明けても西の空に残る「有明月・残月」2012年石垣島で見ることが出来たという「月虹」天の海に雲の波立ち月船星の林に漕ぎ隠る見ゆ(柿本人麻呂)夜空の風景が見えるような歌。空の月と地の月(暦の月)堪能しました。これは手元に置きたい。2014/07/25

ちはや@灯れ松明の火

68
青と藍のあわいの空に月が浮かんでいた。あと少しで満ちる、十四夜月。濃紺を溶かした海に光を降らせる。水面に、金色の花が揺れて咲くように。古の誰かも、こんな景色を見ていた。翌日の十五夜をそぞろに待つ思いを『待宵』と、海上の空に浮かぶ月と水面に映る姿を『海月』と、放つ輝きを『月華』と名付けた。季節毎、日毎、時間毎にうつろう表情のひとつひとつを表すことばを捧げた。夕空にかぼそく刻まれた爪痕みたいな三日月、明けていく夜に取り残された有明月。見上げるたびにその姿を辿って、みとれて、名前を探して、ただただ綺麗だ、と。2013/09/20

いつでも母さん

67
『雨』に続き『風』『花』と来て、これ!『花』は今一つの感じだったが、これは又良いですね~!こういう本を読むと日本人に生まれたことが嬉しい!素敵な言葉たちから、情景を思い浮かべる。これらの言葉を自然に使える人になりたいなぁ。2015/07/27

瑪瑙(サードニックス)

51
月って神秘的だと思います。特に女性にとっては縁のあるものだと思います。ところがこの本によると昔は月は男性を象徴するものだったとか。月にはいろんな名前があって、素敵な名前も多かったです。日本語ってやっぱり繊細で表現が深くていいですね。【2019年花鳥風月読書会】参加にて読了2019/11/05

Qちゃん

44
子供の頃から月を眺めるのが好きでした。すぐに手を伸ばせば届く所に置いておきたい一冊です。月というのは神秘的で素敵だなと、改めて思える内容です。2017/06/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5501480
  • ご注意事項

最近チェックした商品