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内容説明
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累計11万部のロングセラーシリーズ『風の名前』『雨の名前』『花の名前』(小学館刊)に続く待望の第4集!
わたしたち日本人の豊かな感性は多くの月の名称を作りました。
立待月、有明月、十三夜、月の船、花残月、月天心、二十六夜待……。
詩人・高橋順子が繊細な感性で月の名称400語についてつづり、写真家・佐藤秀明が写真150点で月の多様な姿をあらわします。
高橋順子による詩とエッセイ20篇のほか、月が詠まれた古今の短歌と俳句107首・句も収録しています。
付録は「50年分の中秋の名月の日付早見表」と「秋の月・新暦早見表」。
「街を照らす月は、人びとを見守っているように見えるし、野山の上の月は、孤独に耐えよ、とさとしてくれる。海の上の満月は夢のようだ」(本文より)。
毎日、月を眺めたくなる本です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おくちゃん👶柳緑花紅
75
月が好きです。月を見ると必ず思い出す友人がいます。多くを語らず、いつも聞き役。でもポツリと話す一言が月のように静かに輝く。そしてこの本は素敵だった。翌日の十五夜を気もそぞろに待つ「待宵」夜が明けても西の空に残る「有明月・残月」2012年石垣島で見ることが出来たという「月虹」天の海に雲の波立ち月船星の林に漕ぎ隠る見ゆ(柿本人麻呂)夜空の風景が見えるような歌。空の月と地の月(暦の月)堪能しました。これは手元に置きたい。2014/07/25
ちはや@灯れ松明の火
68
青と藍のあわいの空に月が浮かんでいた。あと少しで満ちる、十四夜月。濃紺を溶かした海に光を降らせる。水面に、金色の花が揺れて咲くように。古の誰かも、こんな景色を見ていた。翌日の十五夜をそぞろに待つ思いを『待宵』と、海上の空に浮かぶ月と水面に映る姿を『海月』と、放つ輝きを『月華』と名付けた。季節毎、日毎、時間毎にうつろう表情のひとつひとつを表すことばを捧げた。夕空にかぼそく刻まれた爪痕みたいな三日月、明けていく夜に取り残された有明月。見上げるたびにその姿を辿って、みとれて、名前を探して、ただただ綺麗だ、と。2013/09/20
いつでも母さん
67
『雨』に続き『風』『花』と来て、これ!『花』は今一つの感じだったが、これは又良いですね~!こういう本を読むと日本人に生まれたことが嬉しい!素敵な言葉たちから、情景を思い浮かべる。これらの言葉を自然に使える人になりたいなぁ。2015/07/27
瑪瑙(サードニックス)
51
月って神秘的だと思います。特に女性にとっては縁のあるものだと思います。ところがこの本によると昔は月は男性を象徴するものだったとか。月にはいろんな名前があって、素敵な名前も多かったです。日本語ってやっぱり繊細で表現が深くていいですね。【2019年花鳥風月読書会】参加にて読了2019/11/05
Qちゃん
44
子供の頃から月を眺めるのが好きでした。すぐに手を伸ばせば届く所に置いておきたい一冊です。月というのは神秘的で素敵だなと、改めて思える内容です。2017/06/25
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