内容説明
五十代は「大人の一年生」。
働きかた、家族、生きがい、人間関係……
いろいろと考えることはありますが、あきらめず、無理せず、機嫌よく過ごしたい。
そんな毎日に役立つ、ささやかな知恵や気づきを拾い集めて、誰かに話しかけるように書きました。
文庫化にあたり「毎日嬉しくよりも毎日楽しく」他を新収録。
■目次(一部)
第1章 ご機嫌に生きるための習慣
五十代からの「ご機嫌な習慣」
シンプルという学び
僕の基本
ほか
第2章 学校では教えてくれなかった大事なこと
失敗について考える
壊れたら 直せばいい
友だちと呼べる本がある人生
ほか
第3章 自分の「舌」を信じる
素朴な味 肥えた舌戻す
好物ばかり おいしいお弁当
母のミルクコーヒー
ほか
第4章 回想は妙薬
親の年齢に目を向ける
夕暮れをゆっくり歩く
ほんとうに贈りたいもの
ほか
第5章 大好きなモノ語り
自転車で広がった視野
しあわせを切り取った時代
乗用車はもうひとつの部屋
ほか
文庫版付録
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
n___syu.
1
◎2025/03/29
hinotake0117
1
自分もあと1年で10の位が年齢的に変わる中、生活に充実感を持てるきっかけを与えてくれる視点がまとまったエッセイ集。 よく生活を観察し味わう心の余裕を持てることを目指していきたくなるそんなヒントを学ぶのに。2025/03/07
n___syu.
0
◎2025/03/29
ねこ田ありす
0
なんて深い愛を持っている人なのかと驚きました。松浦さんのことはお名前くらいしか存じ上げなかったけれど、丁寧で優しく、何気ない日常を大切にできる素敵な方だというのが伝わってくる文章。私は雑で不器用で、この方のように深い愛は持ち合わせていないけれど、少しだけいつもの日常を丁寧に、大切に過ごしてみようかと思いました。中でも特に読み返したいのは「「すごい」の感度」、「ぼくの仕事着」、「壊れたら 直せば良い」、「おそるべし母の味」、「文章のこと」、「よく見て、向かっていけば怖くはない」、「冒険とあんみつの銀座」。2025/03/28