中公新書<br> 世界の教育はどこへ向かうか 能力・探究・ウェルビーイング

個数:1
紙書籍版価格
¥990
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

中公新書
世界の教育はどこへ向かうか 能力・探究・ウェルビーイング

  • 著者名:白井俊【著】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 中央公論新社(2025/02発売)
  • 2026年も読書三昧!Kinoppy電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~1/12)
  • ポイント 270pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784121028440

ファイル: /

内容説明

デジタル化やグローバル化などの社会変化を背景に、世界各国が教育改革を加速させている。
本書は国連やOECD、ユネスコなどの国際機関、各国での議論を踏まえ、これからの教育を考察する。
新たな時代に求められる能力や主体性、ウェルビーイングとは何か。
各国が直面する教師不足や過重なカリキュラムへの対応策は。そして、日本に欠けている点とは。
一人ひとりの子供が尊重された、あるべき教育、学校の未来を探る。


■ 目 次 ■

はじめに 

序 章 変わる世界の教育
 1 デジタル化の影響 
 2 「学力世界一」の交替 
 3 教師を取り巻く環境の変化 

第一章 教育は何を目指すべきか
 1 世界のパラダイム転換 
 2 国連が採択したSDGs
 3 ウェルビーイングへの注目 
 4 人間重視に立ち返る 

第二章 「主体性」を捉え直す
 1 理想と現実のギャップ 
 2 そもそも共通理解はあるのか 
 3 国際的な視点から問い直す 

第三章 子供たちに求められる「能力」
 1 能力とは何か 
 2 「非認知能力」の重要性と落とし穴 
 3 能力を発揮する方向 

第四章 「探究」の再検討
 1 「総合的な学習の時間」の導入 
 2 前提としての方法論 
 3 成功するための条件 

第五章 何をどこまで学ぶべきか
 1 「広さ」と「深さ」のトレードオフ 
 2 問題の背景 
 3 見えてきた解決策 

終 章 これからの教育はどこへ向かうか
 1 ニュー・ノーマルの教育像 
 2 未来の学校はどうなるか 

おわりに 

主要参考文献

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

109
著者は文科省などで教育行政をご担当。「本書は、著者が所属する組織の見解を示すものではありません」というまえがきに期待したが、いかにも官僚らしく見事に整理された内容は網羅的。世界的動向としてのキーワードが躍る:コンテンツ主義からコンピテンシー主義へ、教えるから手助けするへ、カリキュラム・オーバーロード、スクールライフバランス、エージェンシー、非認知能力、教師の「ゆとり」、「探求」…。手法論を弄しているようで、どうも心に響かない。教育の私事化も提言されているが、これ以上、教育を格差社会の縮図とするのはご免だ。2025/05/15

どんぐり

72
『教員不足』に続いて読む学校教育に関する注目の一冊。世界の教育の潮流は、従来のコンテンツ(学習内容)を中心とする「コンテンツ主義」から、能力育成を重視する「コンピテンシー主義」へと移行しつつある。その中で重要視されるのが、OECDが提唱する「キー・コンピテンシー」であり、これは「異質な人々から構成される集団で相互にかかわり合う力」「自律的に行動する力」「道具を相互作用的に用いる力」の3つの能力を指す。単なる知識習得ではなく、知識・スキル・態度・価値観を組み合わせて活用する力を育てることが求められている。→2025/11/15

江口 浩平@教育委員会

18
【教育】教育委員会で勤務しているということもあり、自分たちの施策がどのような世界的な動向を踏まえてのものであるのかを教職員をはじめとする市民のみなさんに示す必要がある。これまで様々な教育書を下敷きにして説明してきたが、本書はそのダイジェスト部分を平易な言葉でまとめてくれている。これからの教育は既存の学校システムをある程度残しつつも、こどもの多様性に応え得る、学びの場の提供になっていくということはある程度今も実感しているところである。次期学習指導要領にどこまで反映されていくか注視したい。2025/03/01

ほんメモ(S.U.)

14
著者のOECD出向やユネスコ会議参加の経験からの知見、世界各国の客観的な多くのデータから、教育とは本来何であるかの確認、現状の教育はどうなっているかを紹介、未来の教育がどうになっていくかを予想した、盛りだくさんの一冊。コンテンツ主義(何を学ぶか)とコンピテンシー主義(どのような能力を身につけるか)は、二項対立ではなく共存させていくべきというのが、わたし的には新たな意見でした。学校は単なる「就職するための能力を身につけるためだけの場」ではなく、「学ぶ意欲や学ぶ喜びを見つける場」であってほしいなと思いました。2025/04/12

武井 康則

12
理路整然、明晰な論理で読んでいて気持ちいい。後につけた抜き書きにあるように、学校教育は、社会と密接に関連し、影響を受け、影響を与える。それは世界共通であり、昏迷の時代の中、今に繋がろうとする学校がどんな物を目指し実践していくのか。教育書と言えば自分の理念や理想を熱く語り現実的でなかったり、抽象的な流行語を唱えるだけのものが多数な気がする。本書は世界の教育機関でされている事を比較し、何が現実的でどこに向かうかを真剣に考えている。そのためにまず主体性、非認知能力、探究など言葉ばかりが先走りして実態を伴って→2025/10/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22434122
  • ご注意事項

最近チェックした商品