新潮新書<br> アンパンマンと日本人(新潮新書)

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新潮新書
アンパンマンと日本人(新潮新書)

  • 著者名:柳瀬博一【著】
  • 価格 ¥968(本体¥880)
  • 新潮社(2025/03発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106110801

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内容説明

乳幼児の人気は不動のトップ、アニメや本におもちゃや食品など関連グッズを含めれば今や9兆円の巨大ビジネス。おなかが空いた人に自分の顔を食べさせる不思議なキャラクター、アンパンマンはどのように誕生し、国民的ヒーローとなったのか。愛する人たちとの別れ、過酷な戦争体験、幾多の天才からの高い評価、最愛の妻の支え……生みの親である漫画家やなせたかしの生涯をたどりながら、その秘密を解き明かす。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

61
やなせたかしさんに関する本は、いくつか読んでいるので、書かれていることがスッとこころに入ってくる。幼児が本質をわかるというのも納得。それと、やなせさんのこだわりで、幼児向けではなく大人向けとして作品があるということ。だからこそ、存在する意義が大きく広がるのだと思う。どちらが先なのかはあるが、やなせさん自身がアンパンマンに近づいていく(その反対もあるような)というのが頷けるし、自分もそうありたいと思う。2025/07/21

HMax

35
「そうだ うれしいんだ 生きる よろこび たとえ 胸の傷がいたんでも なんのために 生まれて なにをして 生きるのか こたえられない なんて そんなのは いやだ! 今を生きる ことで 熱い こころ 燃える だから 君は いくんだ」3歳の可愛い子供が歌ってる。幼児用につくったのではない幼児番組アンパンマン。その人気の秘密をひもとく一冊。うちの娘も可愛く熱唱しながら、アンパンマンの椅子に座って、アンパンマンの高野豆腐を食べていました。2025/10/09

Roko

29
やなせさん自身、戦争体験の中でひもじい思いをさんざんしてきたから、この世で一番つらいのは「おなかがすく」ことだ、ということを分かっていたのでしょうね。だからこそのアンパンマンなのです。 最初にアンパンマンを見たときに、大人は「こんなカッコよくないヒーローはうけないだろう」って思ったけど、小さなこどもたちは「パッととびついた」というところが面白いですね。いつもなら落ち着きのないこどもたちがアンパンマンを見つけると、すぐに集中するのって、本能的に「これだ!」って感じるからなのかしら?2025/07/16

おいしゃん

17
やなせたかしの生き様が、いかにアンパンマンに投影されているかがよくわかった。著者も柳瀬さん…もしかしてと最後まで読み進めたが、あとがきでようやく親戚ですらないことが判明。2025/04/17

kenitirokikuti

14
朝ドラ『あんぱん』便乗本(貶しではない)と気づかず読んでしまった。なので、『アンパンマン』についてはそんなにフォーカスしてないなぁ、と読んだ直後には感じてしまったのであった。まぁ、アンパンマンがなぜ2〜3歳児に食いつくのかは、児童画の頭足人間で説明するほかないだろう、とは思うけども。著書の娘さんも2〜3才のときはアンパンマン一色で、そこからプリキュアに移ったそうな▲やなせは手塚治虫の10歳年上だと知った。どっちかっちゅうと、手塚が早逝ぎみなんだよな。2025/04/13

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