内容説明
「M-1グランプリ」で準優勝するまでの道のり、人気絶頂で多忙な中でも年間500ステージをこなす芸との向き合い方、そして次に目指す笑いとは――。
お笑いコンビ“和牛”のツッコミとして時代を駆け抜けた男はどんな景色を見てきたのか。漫才師としての区切りを自らつけるためのエッセイ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
岡本
63
Kindle。元・和牛の川西さんが解散後に書いたエッセイ。M-1決勝で初めて観てからずっと好きな芸人として上げていたので、前半の劇場やテレビに対する向き合い方は興味深かった。川西さんの人柄や考え方が伝わってきて、今後も応援したくなった。解散の背景や今後の事は載っていないので注意。2025/04/30
fabi@第一芸人文芸部
9
コンビの解散を機に、これまで見てきたこと、考えてきたこと、大切にしてきたこと、これからのことを余すことなく語ってくれている一冊。あまりに生々しい。これからお笑いやエンタメに関わる人、何かを表現する人は必読の一冊だと思う。あまりにも貴重だ。自伝は時系列を軸に書く人が多いと思うけれど、この本は違う。軸になっているのは川西さんの価値観。特に「茶化す」こと、「冷笑」することに触れているのはびっくりした。ここまで考えられるからこそ、あんな面白いネタを作ることができたんだと思う。単純に「面白い」で片付けられない一冊。2025/06/03
Ninja
7
和牛さんの漫才は、「緻密に作り上げられすぎて、あんまり、、、」という印象を持っていたが、川西さんの芸への向き合い方、信念、舞台へのこだわりを読み、「やりたいこと貫き通してる。その結果としてあの漫才をしていると考えたら、かっこいい!」と思わされた。直近で芸人さんの本を読み漁ってたが、全く毛色が違く、一冊の本としては、断トツでいいものを読んだ。芸人仲間やメディア名など固有名詞はほぼ出てこず、体験から得た自身の学びや気づきを、しっかり伝えてくる。最近読んだ「具体と抽象(細谷功さん)」を思い出しながら読み進めた。2025/02/19
ichi
5
表舞台から離れて一年の間にやりたかったことが著書を出すことだと聞き、明け透けに書いていると聞き、読み始めたら止まらなくて一気に読んだ。 著者らしくもあり、今まで胸の内をみせなかったのが溢れ出ていてすごく胸打たれた。 新たなスタートを切るにふさわしい最後の言葉も、読み終えたところでスッと浸透された気持ちになった。これからも応援しています! 2025/02/18
柞山力哉
4
"和牛"解散後に「漫才のこと、笑いのこと、これからのこと」を語った自伝的エッセイ。 Mー1グランプリの決勝の常連和牛の解散。妹が大ファンだったこともあって、それなりに注目していた芸人さんだったので、そのニュースにはびっくりしましたが、エッセイを出すということでかなり気になったので、購読。 頑なまでにまっすぐなスタンスや芸としての笑いへの向かいからなど、描き込まれているので、真面目に読み耽ってしまいました。 少し自分の立ち位置に迷っている方にも、おすすめです。(そう、右か左か、 どっちか教えてくれるかも)2025/03/16
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