内容説明
◆防衛産業を知らずして、地政学を理解することはできない――
◇軍事×経済のデータ・ファクトから、各国の動向、対立の構造が見えてくる!
今、装備品の生産を担う「防衛産業」が大きな岐路に立っている。
世界に目を向けると、ロシアのウクライナ侵攻によって、
装備品・弾薬供給の脆弱性が露わになるなど、そのあり方の再考を迫られている。
日本でも、政府の防衛予算増額による「防衛特需」に対し、
これを好機と見る各企業の参入の動向が、さかんに報道されるようになった。
さらに、無人機や人工知能(AI)の登場で、担い手が重工業からソフトウェア産業へ、
領域もサイバー空間や宇宙へ広がるなど、「技術戦」の様相も呈している。
これらの変化により、従来とは異なる国家間の連携と対立も生じるはずだ。
本書では、そんな今注目を集める防衛産業の現状、そして未来について、
防衛研究所主任研究官である著者が、データ・ファクトを基に語り尽くす。
本書を読めば、世界の防衛関連企業の貴重な情報を得られるのはもちろん、
世界情勢・地政学への理解もより深まること、間違いなし!
これからの世界各国の動向、対立の構造が見えてくるヒントが満載の1冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
石油監査人
28
著者は、防衛省防衛研究所の主任研究官。この本では、前半で世界各国の防衛産業の現状や主要企業の製品を解説し、後半で日本の防衛産業の特徴と課題を論じています。米国のロッキード・マーチン社やRTX社といった巨大企業の顔ぶれは以前と変わらないものの、トルコやインド、韓国などの新興勢力の台頭が顕著で、また、技術開発の主戦場がハードからソフトに完全に移っていることに驚かされます。日本に関しては、複数の企業に分散している防衛装備品の開発を、2~3社に統合して、世界の防衛産業における存在感を高める必要性を特に感じました。2025/12/15
kk
14
図書館本。読友さんのレビューで興味を覚え、読んでみました。防衛産業を取り巻く現況と最近の潮流、各国の取組み、メジャー企業の特徴や主要プロダクト、さらには我が国における防衛産業基盤強化や装備品等移転に向けた施策などを紹介。この手の本、得てして細かい事実関係の羅列に終始しがちな印象がありますが、本書は、粗過ぎず細かすぎず、フォーカスすべき点にしっかりフォーカスしながらメリハリの効いた内容に。他の方からもご指摘のとおり「地政学」と銘打つのは如何なものかと思われますが、勉強になる良い一冊でした。2025/07/13
Ohe Hiroyuki
4
本書は、防衛産業にフォーカスして国際情勢を概観した一冊である。兵器の性能よりも具体的な企業の紹介に重きを置いており、各国の企業の概要を知ることができる▼企業は、組織再編を繰り返しており、第二次大戦期~冷戦期で防衛企業の様相が大きく変わっているため、正直今の会社名を見てもよく分からないところがある。▼本書は、今の防衛産業の状況を知る手がかりになるものであり、防衛産業のことをあまり知らない方が興味を持って手にするのによい一冊であると思う。2025/03/05
あらあらら
3
地政学ということで手にとったが世界の防衛産業を紹介してるだけのページが多かった印象2025/03/26
Hiroki Nishizumi
1
本来軍需産業とすべきところたが、オブラートに包んで防衛産業とな。特に地政学的内容は無く世界各国の軍需産業概覧。2025/12/11




