内容説明
「闘争することが日常だった。もし闘争をやめたら、私が私でなくなってしまう。」
2015年国際女性デー、中国で痴漢反対のステッカーを配布しようとし、逮捕された5人の女性がいた。
まったく無名だった彼女たちは、逮捕・拘束されたことにより世界的な注目を集める。「女権五姉妹(フェミニスト・ファイブ)」の誕生である。
家父長制的権威主義国家としての中国は、性暴力をゆるし、女性たちを「産む機械」に貶め、その自由を奪ってきた。
なぜ独裁者(習近平)は、武器を持たない彼女たちを恐れたのか?
逮捕、拘留、脅迫、検閲、暴力。政府による抑圧が強まるなか、フェミニストはどのように声をあげ、行動したのか。
その声はやがて、政治的表明を避けていた女性たちをも動かしてゆき……。
独裁者も恐れたフェミニストたちの姿を追う。
解説は、現代中国の政治・社会変動、人権問題などを研究する阿古智子氏。
「女権五姉妹」以前・以後の中国フェミニズム運動を概括できる一冊。
感想・レビュー
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