内容説明
マスコミに対する批判は年々厳しさを増している。かつて名古屋でマスコミ労働界と市民の仲間で「市民と言論」実行委員会を立ち上げたところ、市民はマスコミの横暴や退廃から身を守る会と考えていることを目のあたりにした。そこでマスコミの肥大化や退廃を嘆くだけでなく、現場のさまざまな努力といかに手を取り合うか、を探った。
目次
プロローグ メディアは永遠である
第1章 光と音に刻む
第2章 一人はみんなのためみんなは一人のため
第3章 テレビ絶滅種か
第4章 ベトナム報道からイラクへ―囲い込まれた従軍記者
第5章 メディア・ミックスの大波のなかで
エピローグ 一心同体化する戦争報道
著者等紹介
小中陽太郎[コナカヨウタロウ]
作家。日本ペンクラブ理事。日本マスコミ学会理事(元)。名古屋経済大学短期大学部客員教授。星槎大学共生科学部教授。1934年、神戸市に生まれる。1958年、東京大学仏文科卒業。NHKテレビディレクターを経て、著作活動に入る。市民運動、教育問題、歴史、メディアなどを題材にノンフィクションを多数発表。ベトナム戦争中は「ベ平連」の結成に参画し脱走兵救援に奔走。また、日本ペンクラブでも国際会議代表として活躍。1983~1984年、フルブライト交換教授としてアメリカ各地の大学で教鞭をとる。17年目に入る西日本放送「おはようホットライン」コメンテーターなどを務め、テレビ・ラジオでも活発に論評。とりわけNHK問題では体験を生かして各局で発言している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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