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内容説明
生きていくには、より多くのお金を稼ぐために、仕事の質を問わず、たくさん働かなければならない――。現代社会で「常識」とされるこのような経済観はどこから来たのか?このような消費的な人生に対して、「愉しさ」を追求する活動的な人生を歩むことはできないのか?コミュニティデザインでの経験を起点に、数々の経済思想書を紐解き、「面識=顔の見える関係」の地域経済の可能性に迫る。安田洋祐氏、山口周氏、推薦!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
70
面識経済とは、顔が見える関係における経済と著者が定義する造語。コミュニティデザインのワークショップを全国300か所以上で開催して、顔の見える関係性を大切にするコミュニティのあり方を話し合っている。現代は田舎のしがらみを嫌い都市で生活する人が多いが、快適な生活には孤立がつきまとう。本書は著者の語り下ろしに注釈を加え経済学の変遷を伝えていて読みやすい。特にイヴァン・イリノチの2つの分水嶺という考え方が興味深い。つながりが切れるのは第二の分水嶺を超えてしまった状態だと。地域で企業した若者の店でお金を落とそう。2025/05/10
壱萬参仟縁
36
面識経済:顔が見える関係にある人の間で行われる経済活動(3頁)。ラスキン:他の人に良い影響を与え続ける人がたくさん住む地域こそ富んだ地域(『この最後の者にも』82頁)。よき人間の人生こそが富、よき人生こそが財産である(141頁)と、山崎先生は解釈した。人生は、人を愛する力、人と喜び合う力、人を褒めてやる気を引き出す力のすべてを含む。最も豊かな国は高潔で幸福な人をたくさん養う。最も幸福な人は、人生の機能を極限まで高め、人格と所有物によって、他人の人生に良い影響を与え続ける人(142頁)。2025/09/25
Go Extreme
3
面識経済:顔が見える関係 面識的交流 地産地消 地域経済循環 信頼形成 感謝の気持ち 一方的面識 経済的相互作用 地域社会と活動:コミュニティデザイン 地域活性化 若者起業支援 ワークショップ 地域内消費 労働の喜び 地域資源活用 経済思想:アダム・スミス カール・マルクス ジョン・メイナード・ケインズ 見えざる手 歴史的唯物論 公共投資 振り子理論 新自由主義 思想的背景: ジョン・ラスキン アーノルド・トインビー 自然との調和 固有価値 精神的幸福 コミュニティ:地縁型・興味型コミュニティ 公共参加2025/03/30
すべてうまくいっている
2
面識のある人たちの経済圏。とても共感する内容。2025/03/26
KJ.O
0
資本主義が成立して経済的には豊かになったが、何かを犠牲にしてきたように感じていた。経済発展とは、人と人のつながりや絆を分断していく側面があったのか。田舎の地縁的なつながりを絶って、都会の生活に心地よさを感じていたが、幸福とは、結局は面識関係のある社会とのつながりによるのではないか。多くの人は、既に生きていくだけの経済的な豊かさは手に入れている。生きるのに、さらに働かなければならないのか。消費するために働くのをやめて、その時間を「面識=顔の見える関係」の再構築に振り向けることで地域課題の解決につながるのだ。2025/09/21
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