内容説明
江戸時代に、権力者の陰謀に、《情報》で立ち向かう男がいた。現代のネット社会を先取りしたような男が、200年近く前にもいたのである。その名は藤岡屋由蔵――。表向きは神田旅籠町の一角で古本を商っているのだが、由蔵が売っていたのは、実は裏が取れた噂や風聞だった。買いに来るのは、各藩の留守居役や奉行所の役人たちである。そんな由蔵が、シーボルト事件に巻き込まれ、手下が命を落とすことに。手下の理不尽な死を許せない由蔵は、真実を暴くために動き始める。天下を揺るがす大事件を情報屋の目線で描いた、時代サスペンス小説。書評家の縄田一男氏も、「時を忘れる快作」と絶賛する力作である。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
rokoroko
19
シーボルト事件がかかわる話。木の下で噂話を売る男。あまり引き込まれなかった2025/12/05
ごへいもち
11
読み始めたけれどあまり楽しくなさそうで挫折2026/05/20
こうちゃん
10
期待してたのとは違っていたが、なるほど歴史の裏側を覗けた気がして、まぁ面白かった。2026/05/18
北刻堂
2
表題は噂を売るとなってるが、由蔵が売るのは、真実の種。そんな情報通ならば、都合よく使おうとするものが、現れるのも道理。しかし、国禁を犯すシーボルトへの地図受け渡しの事件に、なぜ、由蔵が巻き込まれるのか、今イチ理由がよくわからん。関連する人が由蔵を不必要に巻き込んでいるようにしか見えないのだが。 藤岡屋由蔵って、どうやら実在した人物らしいのだが、シーボルト事件との関連は、作者の創作であろうな。ところで、結局、埼玉屋はどういう関わりだったの? 2026/03/28
上島敏昭
1
藤岡屋日記の著者をモデルにした作品。シーボルト事件、間宮林蔵、天文方などが絡み合う。時代の雰囲気は、こうだったのだろうと思わせる。2026/03/02




