あらしのよるにシリーズ あらしのよるにスペシャル だれも しらない ヒーロー

著者名：きむらゆういち【作】/あべ弘士【絵】

講談社（2025/02発売）

• ISBN：9784062785082

内容説明

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累計380万部突破のベストセラー「あらしのよるに」の世界を舞台とした、新しい絵本シリーズ「あらしのよるにスペシャル」。
　既刊には、オオカミのガブ、ヤギのメイの、小さいころのエピソードを題材にした『ひとりぼっちのガブ』、『メイはなんにもこわくない』、出会ってからのガブとメイのユニークな関係を描いた『ごちそうがいっぱい』があります。
　前作『ごちそうがいっぱい』は、おもにガブの視線から描かれていましたが、『ほんとうのヒーロー』はメイの視線から描かれます。
　ハゲワシと闘うガブの姿は、子ヤギのミイを奪い合っているかのように見えますが、ほんとうはミイを助けようとしているのです。でも、それを知っているのはメイだけ。そこに、「あらしのよるに」シリーズならではの、せつない感動が生まれています。

●あらすじ

　あらしのよるに出会って、友達になったオオカミのガブとヤギのメイ。
　でも、そのことは、おたがいの仲間にはひみつだ。敵と味方が仲良くするなんてとんでもないと、みんなから責められるにきまっているから。
　今日も、メイはガブに会いに出かけたが、なぜかヤギの仲間たちがゾロゾロとついてきてしまった。これじゃ、ガブに会うことができない……。
　そんな中、子ヤギのミイが川の中で立ち往生してしまった。目の色を変えて、ミイのところに向かうガブ。ミイを狙って、ハゲワシが近づいてきていたのだ。
　ハゲワシに狙われているミイのところに、オオカミまでやってきた。ミイはもうどちらかに食われてしまう！　そう思うヤギたち。
　でも、メイだけは知っている。ガブは、ミイを助けるために、ハゲワシと闘っていることを……。
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ひほ]

誰も知らないけどメイだけは知っているヒーロー。それにしても我慢強いガブだなぁ。

2016/07/28

[Ｍａｉラピ]

ラスト、不覚にも泣いてしまいました。それにしてもあべ弘士さんの絵、味があって大胆で彩鮮やかで、いい！すき！特にミイちゃんを真ん中にやぎとイヌワシとハゼの葉、そしてガブがポーンときしをけったところの絵が秀逸です。次のページのイヌワシとガブとミイのとこもいい！最後のページのガブが去っていく、長い影のシーンもいいなぁ～。って全部いいです（笑）

2014/01/18

[しゅわ]

【図書館】あらしのよるにシリーズの番外編第四弾、今回はメイ目線のおはなしです。長く降り続いた雨がようやくあがり、ひさしぶりにガブに会いに行こうと出かけるメイ。でもなぜか！？ヤギ達がゾロゾロとついてきてしまいます。おたがいの仲間には秘密のともだち。このままではガブに会うことができない！？　最初はコミカルな状況で、娘も大爆笑でしたが…ガブの男気とふたりの信頼関係にホロリとさせられる一冊。ただ真っ直ぐにガブを信じるのではなく、時には疑い、疑ってしまった自分を反省する…葛藤するメイの姿が良いですね♪

2014/04/14

[刹那]

やっぱりこのシリーズは最高な絵本!!三年の息子が半泣きに!!素晴らしい!!

2014/02/19

[いっちゃん]

このシリーズいつも切ない。まさに、だれもしらないヒーローだけど、メイがわかってるからいいよね。

2016/04/08