ちくまプリマー新書<br> 池上彰の経済学入門

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ちくまプリマー新書
池上彰の経済学入門

  • 著者名:池上彰【著者】
  • 価格 ¥825(本体¥750)
  • 筑摩書房(2025/02発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480684813

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内容説明

「資源の最適配分」「社会のみんなが幸せに」を考えるのが経済学です。市場、貨幣、景気、資本主義、株式会社……経済の仕組みが分かると、世の中の仕組みが分かります。キホンの仕組みや考え方を身近な例から分かりやすく解説します。 【目次】はじめに/第1章 ものの値段はどう決まる?/第2章 「お金」はどうして価値がある?/第3章 「景気」が世界を動かす/第4章 人間が主人になろうとしたが――「社会主義」の失敗/第5章 資本主義も「社会主義」を取り入れた/第6章 資本主義が勝った?――「新自由主義」の誕生/第7章 「株式会社」って何だろう?/第8章 「社会のしくみ」は「経済のしくみ」/おわりに――買い物は「投票行動」だ

目次

はじめに/「市場の失敗」もある/経済学は「資源の最適配分」を考える学問/第1章 ものの値段はどう決まる? /コーヒー1杯2000円超える!/「需要と供給」で値段は決まる/人間が値段を決めるのはむずかしい/円とドルの関係も需要と供給/日本製商品が売れたから円高になった/日米の金利差で円安になった/求人と求職で給料の水準も決まる/労働組合は「過当競争」を防ぐ/「見えざる手」が経済を動かす/競争することで経済が効率化する/競争することでサービスが向上する/タクシー業界はサービスが悪かった/銀行員の給料はなぜ高かった?/銀行の仕事はすっかり様変わり/放送局の正社員の給料はなぜ高い?/電話料金は劇的に値下がりした/第2章 「お金」はどうして価値がある? /ただの「紙」がなぜお金なの?/私たちは「分業」で豊かになった/物々交換からお金が発明された/貝から金や銀に/金、銀からお札が生まれた/お札を発行する銀行が生まれた/金本位制でなくなった/銀行は大事な役目をする/銀行は「信用創造」をする/利子で経済が発展した/第3章 「景気」が世界を動かす/お金が生まれ、格差も生まれた/お金が自己増殖する/お金を増やすことが自己目的化することも/お金が景気循環を作り出す/インフレとデフレ/熱狂的なバブルが生まれる/お金が「商品」になる/「投資家」が世界で活躍?/お金に振り回される私たち/第4章 人間が主人になろうとしたが──「社会主義」の失敗/資本主義を批判したマルクス/社会主義国家が生まれた/国有企業なら問題ないと考えた/資源の無駄づかいが起きた/平等がやる気を失わせた/西ドイツと東ドイツの格差/中国は「社会主義市場経済」/第5章 資本主義も「社会主義」を取り入れた/資本主義の矛盾を改善した/「ケインズ経済学」を利用した/政府が借金する/誰が国債を買うのか/欠点を防ぐ規制も導入された/日本は「社会主義」だった? /第6章 資本主義が勝った?──「新自由主義」の誕生/「資本主義が勝った」?/イギリスの「ウィンブルドン化」/レーガン大統領の「小さな政府」/中曽根政権の民営化政策/「新自由主義」の時代へ/小泉政権も「新自由主義」だった/デパートやスーパーの営業時間も延長された/「グローバリゼーション」が広がった/ワーキングプアと呼ばれる人も/アメリカでも問題が/「産業の空洞化」でトランプ現象に/第7章 「株式会社」って何だろう? /市場経済を支える要のしくみ/大勢から資金を集める株式会社/リスク軽減の仕組みがある/船を建造し船長を雇ったのが始まり/間接金融ではなく、直接金融/株式市場が生まれた/「見えざる手」で株価は上下/会社は誰のものか?/株主総会が最高意思決定機関/株式上場で会社は「社会のもの」に/株式会社が売買される/新自由主義は株主重視/存在している会社には意味がある/第8章 「社会のしくみ」は「経済のしくみ」/「市場の失敗」をカバーするのが政府だ/治安維持も教育も政府の仕事/格差是正も政府の仕事/「所得の再配分」は税金の制度による/直接税か、間接税か/市場経済のうまい利用も/「公」と「私」のバランスを/おわりに──買い物は「投票行動」だ/もっと知りたい人のために

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ねこまんま LEVEL2

12
日々のニュースで出てくる経済の話題がわかりやすく一気読み。資本主義と社会主義については今まで明確に違いがわかっていなかったけれども腑に落ちてこれからは経済のニュースに一層関心を持って聞くことができる。巻末のお勧めの経済学の本も読んでみたい。2025/06/10

ごへいもち

9
本当にわかりやすい2025/02/19

へい

4
経済学入門ということで基本的には需要と供給、見えざる手の話が中心ではあったけれど、自由主義VS社会主義からの新自由主義の拡張が分かりやすく書かれていて、なるほど入門書として最適だと思う。最後に池上さんが書かれているように最終的には消費者がいい商品を選ぶというのがなんにでも言えることなんだろうと思う。ただその「いい」の価値観は移ろいやすいからこそ難しいのだろうと思う。環境問題だったり、ジェンダーの問題だったりとどういう価値観があるかを知るためにこれからも本を読むなど引き続き勉強していこうと思った。2025/03/07

kame.reading

2
資本主義、社会主義社会がどのような経済の結果を招くのかなど、経済の基本的な仕組みを優しく解説。2025/04/12

KEIJI

1
池上彰氏の著作は本当にわかりやすい。中高生向けの新書ではあるが、社会人でさえ理解があやふやであろう経済の基礎がわかりやすい言葉でまとめられている。2025/06/09

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