内容説明
NHKテレビ「ロシア語会話」講師を務めたロシア語学者が英語教師に驚異の転職! 英露をはじめとして多くの外国語を学んだ言語学者が、語学の魅力をユーモアいっぱいに綴った書き下ろしエッセイ。多言語を学ぶからこそ見えてくる語学の面白さを伝える。
【主な目次】
はじめに
第一章 三十三文字の日常
第二章 二十二の不仕合せ
第三章 海外旅行会話十一の法則
おわりに
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
absinthe
48
黒田先生の、言語学にまつわる小話をまとめたエッセイ本。ユーモアに包まれて読んでいて楽しい。日本人的な考え、言語は一個ずつ極めようとか、そういった真面目さを一端忘れて、興味の向くままやってみては?という普通とは逆の語り口が面白い。先生はスラブ語が専門の様だ。漢字の美しさにとりつかれる外国人もいるが、外国語の美しさにとりつかれる日本人もいるのだろう。
むくいぬ
24
スラブ語学者で言語学者の黒田先生のエッセイです。とても楽しい本でした。いわゆる主流と言われる、英語、フランス語など誰もが学びたがる言語と対極に、ウクライナ語やベラルーシ語の様な日陰になりがちな言語を研究する作者さんが、日々感じたことをまとめた本です。専門的な話よりも、体験談が中心で、とても入りやすいし為にもなりました。2020/10/10
サラダ
12
「その他の外国語」と一括りにされてしまう日本人学習者の少ない言語(マイナー言語)を中心とした語学にまつわるエッセイです。副題に「役に立たない語学のはなし」とあるようにこれを読んだからと言って語学が上達する訳ではありません。しかしマイナー言語が好きな私には、スラブ諸語を留学せずに読書を重視しながら習得した黒田龍之助さんの姿勢にとても勇気付けられました。来年はミャンマー語、ロシア語、アラビア語どれにしようか悩み初めています。2018/12/28
ヨータン
11
この先生の本読むといろんな言語勉強したくなるし、自分の気の向くまま好きなように勉強していいんだなと思えます。奥さんも言語学者でお二人で海外の書店巡りをしたりとか楽しそうだなと思いました。2022/02/07
ソラヲ
9
経済動向を気にして外国語を始めるよりも、どうやら言語文化(文学、映画、アニメなど)を楽しみたい、という目的で始めたほうが語学学習は長続きしそうだ。自分も多言語を学ぶのが好きで、筆者の「X語に飽きたらしばらくお休みしてY語で読書する」みたいな外国語との付き合い方に激しく同意。ただ「複数のことを目指すときには、完璧とか研究とかは諦めなければならない」ので、いろんな言語に触れるのもいいけど、専門語の地盤をしっかり固めることも忘れないようにしたい。外国語学習の合間にほっと一息を入れるのに丁度いい語学エッセイ。 2014/05/25
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