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内容説明
コントロール不能の超能力が、心をつなぐ。
誰かを思う瞬間が、世界を大きく変えていく──
廃部の危機にある野球部を救おうと奔走する新キャプテンの丹破だったが、自分と生徒会長の“無用力”に翻弄されて大ピンチに──!
心拍数が上がると一皮むいた程度に透視してしまう八麻利ユア、かわいい気持ちがたかまるとウサギのぬいぐるみみたいになってしまう余島リズ、困惑すると髪に花のようなものが咲いてしまう唯ヶ崎巻奈、なぜか飛んできた球体が体に接着してしまう丹破ヴァレーニエ、学校で眠ると過去を観測してしまう小窓風……思春期の女子だけに発現するコントロール不能の“無用力”が引き起こす、エモーショナルな青春ストーリー5編を収録。
目次
06 八麻利さんの後出し
07 チームリズ
08 唯ヶ崎さんの困惑
09 生徒会長のひみつ
10 小窓の無用力日誌
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴィオラ
9
全て既読だけど、これは手元に置いておきたいので購入。お話しありきの無用力より、無用力ありきのお話しの方が好きです(伝わらない感想w2025/02/06
みやしん
3
確かに能力が思春期女子ではない例外は示唆していたが、残滓がある大人が出てくるのは(いいエピソードではあった)ちょっとご都合。一年冒頭の男子再登場が待たれる。草原の四人とは?2025/04/05
クマリカ
2
他に似た作家さんが思いつかない独自な雰囲気の作家さんで 初々しい視点のちょっと不思議な世界のお話しが多い 善に満ちた世界観から最近段々と大人的な善悪グレーな現実世界の面白くないアレコレも入って来た気がする このシリーズもなんとなく大人社会がチラ見えしてて 高校生っていう子供と大人の過渡期の感じが良い 2巻はちょっとお話しが作者っぽくなくて編集のいらんディレクションが入って迷走してる感じがする それとも作者のスランプなのだろうか? そんな事よりリュウをもっと出して...2025/07/28
So Honda
2
襟沢さんは繊細な心の機微を描くのがうまい。このシリーズは特に。2025/01/31
マサトク
1
つまらないことを言ってしまえば、無用力とは「その人らしさ」のマンガ的表現でしかない。つまり人と違う「その人らしさ」が露見する、ということが無用力の発露だ。しかし、無用力が人の目に見えて、そして肯定されていくこの漫画のなんと優しいことか。那須雪絵の「フラワー・デストロイヤー」を思い出す。全部好きだけど、岩梨先生がとても良い。マンガ的表現としての「かわいらしさ」「かっこよさ」と無用力の発露が意図的にずれているのも、現実がそうであるようにそうであって、だから素晴らしい点だと思う。2025/05/31