内容説明
電子には「電荷」と「スピン」の二つの性質があるが、電荷だけが電気として利用されてきた。ナノテクノロジーの成熟で、スピン、すなわち磁石の源になる「自転」の成分が流れることがわかったことで、新しい物理法則の確立が急務になっている。スピン流の物理学は、量子コンピューターを含むIT、エネルギー、センシングなど、さまざまなテクノロジーを次のフェーズへ後押しするとともに、暗黒物質の検出や幻のマヨラナ粒子の発見など、科学の未解決問題の突破口を開く可能性も秘めている。
目次
第1章 スピンとは何か
第2章 電荷が流れる電流、スピンが流れるスピン流
第3章 利用するためには計測を
第4章 スピン流の物理学が始まる
第5章 物質の性質をコントロールする
第6章 トポロジカル絶縁体は実在するか
第7章 スピン流で新たな物理法則が拡がる
第8章 スピン流は社会をどう変えるか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
gonta19
96
2024/12/7 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。 2026/4/24〜4/28 「スピントロニクス」という分野があることは知っていたが、どういう現象を指すのか全く知らなかった。この本を読んでよく分かった。(とはいえ、一部難しいところもあったが)なるほど、これは面白い分野だ。2026/04/28
下っ端。
2
読みやすいです。一読を推奨いたします。2025/05/27
斉の管仲
2
面白いです。文体も良い。寺田寅彦のエッセイ風なところもあり、楽しく読めました。スピン流など、本質的な理屈は難しいけれど、内容は理解できました。科学者って感じの方です。2025/02/14
Go Extreme
2
スピン流の発見と研究ー物理学の新たな地平・情報技術の飛躍的進化と持続可能な未来社会の構築に貢献 スピン流の発見と定義: 電子にはスピンという自転のような性質 これが特定の条件下で流れる現象=スピン流 電荷を持たない情報の流れ 科学的意義: 電子機器の原理を根本から見直す 情報を電流なしで伝達できる物理現象 技術革新への応用: スピントロニクスとして次世代のエレクトロニクス技術へ応用 エネルギー効率の向上: 発熱が少なくエネルギー効率が高い情報伝達可能 持続可能な技術革新に貢献 科学的挑戦と新たな法則の探求2025/01/09
科学書SF好き
1
★★★★⭐︎2026/03/10
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