設計の道標――設計不良激減の開発体制確立――

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設計の道標――設計不良激減の開発体制確立――


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内容説明

本作は、設計・製造・販売を手がける企業が設計不良を大幅に削減し、品質向上を実現するための具体的な開発体制を解説した書籍です。不良品が多発すると、品質不祥事を引き起こすリスクが高まります。実際、2022年10月にはMB電機が22事業所で品質不祥事を発生させ、ISO9000認証が一時的に取り消される事態となり、経営者がテレビで謝罪する場面が報道されました(その後、ISO認証は回復)。私は作成中の本書をMB社常務取締役に届け、感謝のメールをいただきました。なお、MB電機は2023年度に過去最高の収益を記録し、2024年度も回復基調にあるようです。
ここで、製品開発に関わる皆さまに問いかけたいと思います。御社の量産製品にも、設計品質の不良が少なからず発生しているのではないでしょうか。来年度には、御社製品の設計不良によるコストを半減させる自信はありますか?
私は、設計指導の結果、1年後に対象組織の設計不良を6割以上削減し、指導終了時には不良発生額を1/40(97.5%削減)まで激減させることができました。このような設計品質の劇的な改善手法を詳細に解説する書籍や教本は、過去に見たことも学んだこともありません。世の中では、製品の必要な機能を明確にする前に形作りを始める習慣や教育が根強く残っているのが実情のようです。

目次

本書の概要
第一部 優れたDR体制確立が企業を育てる
1章 嘱託での設計品質改革指導
2章 日本企業で発生した不良問題
3章 平成の30年間 日本は失敗の時代
4章 DR体制再構築、設計品質大改革
5章 DR育成 源流反映のやり方
6章 図面検証の観点
7章 軽い変更が重大な不良問題に発展
8章 出生から自立までの体験と趣味を仕事に生かす
第二部 メカ製品開発の履歴
1章 会社勤務時代の概要
2章 A社勤務時代の業務成果
3章 B社勤務時代の業務成果
編集後記

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