河出文庫<br> 女殺油地獄

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河出文庫
女殺油地獄

  • 著者名:桜庭一樹【訳】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 河出書房新社(2025/04発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784309421650

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内容説明

油屋の放蕩息子・与兵衛。色と金に溺れ、追い詰められた彼は残虐な罪に手を染める――。江戸の実在事件にもとづく近松門左衛門の人形浄瑠璃が、桜庭一樹の画期的名訳でよみがえる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ロア

21
てっきり七左衛門が集金の帰りに襲われるとばかり思ってハラハラしていたので、私にとってはまさかの展開。殺人シーンがめちゃくちゃ恐ろしかったです(;゚Д゚)今更ながらこのタイトルの迫力ってば……!2025/05/16

びぃごろ

17
『日本文学全集10』より文庫化。一部加筆修正と書き下ろし解題あり。曽根崎心中と並び有名な近松門左衛門の浄瑠璃を現代語訳で読ませてくれる。筋は分かっていても書き手の違うものを読むことで味わいが増すというもの。人形浄瑠璃では上演されない段や結末もあるのでスッキリする。それにしても与兵衛…何故その生き方しかできなかったのか、手を差し出すもの数多、決して孤独であったわけではないのだ。何もしても愛されているという傲慢と甘えが、無意識に根を深く張っていたか…太夫が語るための本読みを私も心根を掴むために読んでいくぞよ。2025/04/07

fseigojp

8
初演以後じつに明治になって再演 救いのない内容 五社英雄の作品は別物と考えるべき 2025/03/21

ゆぽ

6
こちらも歌舞伎で知ってるお話、映像では何度も観ている狂言ですが、改めて読んでみて、与兵衛の人となり、その家族、起きてしまった事件…物語の普遍性を感じます。与兵衛の殺しの場面の描写はゾワゾワしました。近松の題材の取り方と描き方がやはりうまいですね。2025/05/14

ナセル

4
歌舞伎の演目で名前はしっていた作品。ああ、こんな話だったのか… 2025/02/23

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