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内容説明
さあ、飛ぼう!
この翼に「物語」を乗せて…。
パイロットと小説家を目指す女の子、アン・ド・サン=ローラン(通称アン)は、郵便物を届ける飛行士として採用される。
けれど朝も弱くズボラなアンは、雑用ばかりで、なかなか飛行士の仕事をさせてもらえない。
厳しい上司ドーラと優しい先輩ギヨメに励まされながら、飛行士としてのイロハを学んでいくが、ある日、アンも同乗していた新機種の飛行機で事故が起こり――。
ある作家の生涯をモチーフに描く、かけがえのない夢と冒険の航路。
電子書籍版はミニ画集の特典付き!
【目次】
Chapter.1
Chapter.2
Chapter.3
Chapter.4
Chapter.5
Chapter.6
Chapter.7
Chapter.8
Chapter.9
Chapter.10
参考文献
電子書籍特典ミニ画集
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くろねこ文学
8
今から約100年前のフランスが舞台で、パイロットと小説家を目指す女の子のアンが主人公。可愛らしい絵でほんわか気分で読んでたら、当時の飛行機乗りのシビアな現実描かれ、意外な展開。濃霧の中の危険な飛行とか砂漠での遭難とかけっこう死と隣り合わせ。当時のヨーロッパ情勢も相まって、なかなか読みごたえがあった。キャラの可愛さと飛行士の現実の厳しさ、それに主人公アンのイマジナリーフレンドとの幻想的なやり取り、飛行機の歴史など、盛り沢山で独特の味わい深さにあふれる作品。オススメです。 2025/04/13
ムーミン2号
7
「サン=テグジュペリ」に反応しての衝動買い。老眼が災いして本体価格を見誤り、レジに行ってビックリ。値段にみあう内容じゃなかったらヤだなぁ、などと思っていたが、そんな心配は不要だった。サン=テグジュペリの名作がそこここに顔を出す。『夜間飛行』『南方郵便機』がそうだが、『星の王子さま』は別格扱いというか、本作のベースにあるように感じた。それにしても…この後も続くのかは不明だが、サン=テグジュペリの後を追うのなら、最後は…。主人公、準主人公は全員女性。2025/05/18
Mark.jr
5
〈飛行機が発明されておよそ30年 今日のような高度な航空管制も精巧な飛行計器もない時代である 稚拙な科学技術の代償は屍の山で贖われた 人はまだ空を飛ぶことに慣れていなかった〉 タイトル通りサン=テグジュペリ本人の人生とその作品をモチーフにした漫画になります。可愛らしい絵柄ですが、飛行技術がまだまだ未発達だった時代を舞台にしただけあり、世界観はかなりハードより。飛行機が離着陸する時は今でも緊張しますが、漫画を読みながらそれを追体験できます。2025/05/08
金吾庄左ェ門
4
絵はほのぼのとした感じですが、飛行機の危険性であったり、飛行機の翼がどのような原理なのかを知る事も出来ます。主人公自身もある意味で死地をさまよいながらおおらかさを失う事はありません。個人的にはエジプトでの多民族のキャラとの交流が良かったです。2025/04/14
ネタバレ:トキメキのあまり展開してしまう存在しない記憶たち
3
これは……やばい!名作を読んでしまった!!!! 飛ぶまででもう一冊読んでしまったくらいの満足度があったけど、それでまだ3分の1……初仕事から砂漠編もすごく良い。アンといっしょに説明に行った時のドーラの語りがめっちゃ良い……!サン=テグジュペリをモチーフにしたって分かっているからこそ、仲間達のことを残す者が居るんだ!!って感動してしまう。この漫画自体もそれだな。「人と遭う。それこそが命を賭けるに足る価値がある」のシーンもまじで最高。確かに星の王子さまって、究極は人と遭う話だな。2025/04/26
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