内容説明
自分にも世界にも絶望していた。
「君さ、どうせ暇でしょ」
君はいつも笑っていた。
「ずっとそばにいて私の世界に色をつけて」
だから、“そのこと“には気づかなかった。
「ねえ、世界は何色?」
今、僕にできることは――。
たった1年、でも永遠に忘れない君との恋。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
海人
4
左腕のない男の子と目の見えない女の子のお話。たくさんの小ネタが仕込んであってめちゃくちゃ面白かった。奇跡が起きるのか起きないかはヒヤヒヤした。終わりはすごく綺麗だと思う。ネタバレせずに読めてよかった。2025/04/23
Eill & つむぎ
3
フライト中に映画「366日」と合わせてすすり泣きしました笑 これ学生さんが書いた内容なんですね…最後のあとがきで驚きました😳 読書初心者の私でも少し違和感覚える部分はありましたが、読んだあとは些細なこと過ぎて、感動の方が強くて忘れてしまいました笑 ドラマ「silent」ほど家族や友達に対するストーリーは希薄なのですが、それはボリュームの違いだけでしっかり描かれてるのが良かったです。silentが刺さった人には勧めたい1冊です🥺2025/10/04
siro
3
★★★★☆/素晴らしすぎる表紙とタイトルに釣られて読んだ。本作は俗に言う携帯小説であるため、文章や人間的な面で多少気になる点があるものの、センシティブなテーマを扱っている作品として王道な内容を懇切丁寧に書くことができていたように思う。配慮とはなにか。マイノリティは同じマイノリティでない限り心を許せない。マジョリティだからって排斥していたのはどちらだ。個人的には本作の重要な要素である色の描写についてもう少しだけ頑張ってほしいと思ったが、障がい者の物語としては誰も傷つけることなく「正しさ」を書ききっていたよう2025/10/02
Hanna
3
学生が書いただけあって、ピュアっピュアなお話。片手がなかったり、点字を使用されているという多様性も。2025/03/14




