内容説明
一七世紀に発生した近代自然科学はわれわれの精神にいかなる変化をもたらしたか。科学史的手法で「科学的唯物論」を批判し「有機体の哲学」を提唱する。
「哲学者」ホワイトヘッドの出発点にして、最も多くの人に読まれた代表作。全8回の白熱の「ローウェル講義」にもとづいて書かれた、科学史・科学哲学の必読文献。
〈解説〉中村昇
序
第一章 近代科学の起源
第二章 思想史における一要素としての数学
第三章 天才の世紀
第四章 十八世紀
第五章 ロマン主義的反動
第六章 十九世紀
第七章 相対性
第八章 量子論
第九章 科学と哲学
第十章 抽 象
第十一章 神
第十二章 宗教と科学
第十三章 社会進歩の要件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
鴨長石
1
ホワイトヘッドの中では読みやすいと言われる本書は、それでも自分には難解だった。全体としては、科学について「有機体の哲学」が大事だと言っていて、それは西洋的な唯物論ではないということはわかるが、独特な用語が連発されるのもあって大半がわからない。以前読んだ解説書などを再読する必要がある。個々の話題では共感できる部分も多い。宗教において新たな概念が古い概念を乗り越えるのは「宗教の敗北」とみなされがちだが、同じことが科学で起こるとそれは「科学の凱歌」となるというのは面白い。2026/02/27
ハラペコ
0
単純な唯物論への批判。エポック、区切りには幅があるものという世界観。また、本質や性質を単独の観察されるものでなく、関係性の中に見出す。 十三章だけでも読む価値はあるかもしれない。 十章、十一章は意味不明。2025/11/12




