内容説明
無意味に思える投票,あてにならない政治家…….政治への幻滅が進むいま,どう社会と向き合えばよいのだろうか.シティズンシップは,私たち市民の平等な政治参加を可能にするデモクラシーと結びつく概念だ.私たちはいかに権利をもちうるのか,なぜ政治に参加するのか? 思想史と理論をひもとき,真に豊かな未来を考える.
目次
まえがき
凡 例
1 シティズンシップとは何か,そしてなぜそれが問題なのか?
なぜ政治的シティズンシップなのか?
シティズンシップの構成要素
シティズンシップの逆説とジレンマ
2 シティズンシップの理論とその歴史
シティズンシップの二つの類型
平等な政治参加としてのシティズンシップ
同等の法的地位としてのシティズンシップ
近代的デモクラシー
近代民主的シティズンシップの生成
3 成員資格と所属
臣民から市民へ――境界内の包摂と排除
財産とシティズンシップの諸特性
ジェンダーとフェミニズムからの批判
ナショナリティ,民族,多文化主義
外国人から市民へ――境界外の排除
4 権利と「諸権利をもつ権利」
人権とコスモポリタンなシティズンシップ
「諸権利をもつ権利」――国のシティズンシップとグローバルな正義
5 参加とデモクラシー
デモクラシーとは何か,そしてなぜそれはシティズンシップにとって重要なのか?
参加デモクラシー
守護者制
シティズンシップとデモクラシーのいま
シティズンシップの終焉?
訳者解説
訳者あとがき
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