日本経済新聞出版<br> 成田の乱 戸村一作の13年戦争

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日本経済新聞出版
成田の乱 戸村一作の13年戦争

  • 著者名:牧久【著】
  • 価格 ¥2,640(本体¥2,400)
  • 日経BP(2025/01発売)
  • ポイント 24pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784296121816

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内容説明

杜撰な用地決定、過激派各派の異例の集結、強制代執行をめぐる戦い、燃料輸送問題、反対同盟の内紛、管制塔破壊、開港12年後の話し合いの始まり――。「成田闘争」は、クリスチャン・戸村一作を闘争のシンボルとして担いで闘争に参加した農民たちと、農民たちへの支援に集結した中核派をはじめとする過激派各派の、日本政府に対する「反乱」だったのではないか。21世紀に入っても終焉しない成田闘争を取材し続けてきたジャーナリストによる「戦後最大の反乱」のルポルタージュ。

目次

序 章 成田 終わらない「戦後最大の反乱」
第1章 傲慢 誇りと怒り、分断
第2章 開戦 空港公団対反対同盟
第3章 覚醒 共産党との決別と反対同盟の過激化
第4章 直訴 御料牧場の閉鎖と百日調査
第5章 激突 強制代執行“春の陣”
第6章 犠牲 強制代執行”秋の陣“
第7章 裏切 燃料輸送問題と公団の逆襲
第8章 撤去 火炎瓶対ガス銃
第9章 奇襲 狙われた“心臓“
第10章 開港 戸村一作の死
終 章 未着 共生への途を求めて

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

99
私は、元々、戸村一作さんに共感的でない。新空港建設における政府・公団の不誠実さに抵抗する地元農民の思いは十分に理解するが、戸村さんが武力闘争を選択したこと、就中、三派全学連と共闘した暴力闘争に導いたことに批判的である。キリスト者であることが戸村さんの行動の原点というのが本書の主張だが、私は賛成しない。戸村さんを、「三里塚にゴルゴタの丘を見た」と言い、反対運動から離脱した同志を「キリストを裏切ったユダ」と呼ぶような薄っぺらい信仰者だと思いたくないし、何より、聖書が暴力主義を導いたかのような理解は心外である。2025/05/01

hideto

6
「成田空港」開港に伴い、多くの紆余曲折があったのは知っていましたが、詳しいことは知らず。そんな過去を知りたくて手に取ったのがこの本です。成田空港の開港地として選ばれた場所に住んでいた戸村一作。クリスチャンだった彼が、反対同盟の委員長となり、闘争を続けていく姿が描かれていますが、まさかこんな壮絶なものだったとは、に尽きます。しかも、今もなお解決してないことに驚き。もし別の場所ならば、戸村一作が闘争に加わらず、穏便に開港できていたのでは?とつい歴史のifも思ってしまいました。2025/03/09

トト

5
1966年から始まった三里塚闘争を書いたルポルタージュ。所謂成田闘争とも呼ばれる、成田新空港建設に於ける農地買収に反対する農民側と政府側との争いなのだが、左翼の学生の支援と機動隊の投入もあり、多数の死傷者が出た大事件。開港を急ぐあまり段取りに問題があったとは思うが、買取価格が相場の数倍、その他オプション付きという好条件、現在ならここまで揉めるとは思えない。やはり当時の時代背景と当事者の土地に対する思い、権力に対する反感等絡んだ結果か。令和の今も2.9haの未買収地があり、闘争が密かに続けられている。2025/06/13

K.C.

4
書評で手に取った一冊。主人公を縦軸に、成田空港闘争を描く。主人公や戦後に新しい農地を求め三里塚に移住した人たちが抵抗するのはよく理解できる。それに対して、なぜ過激派・極左勢力が加勢したか。左派と呼ばれる現在の国政政党2つはなぜ手をひいたか。そして、離脱する人にはユダと呼んで手厳しいのはなぜか。ここに、日本でそれほど左派・リベラルが伸びない根源がありそうな気がする。とはいえ、今や右派も内ゲバの時代になりつつあるが。2025/04/16

yyhhyy

3
日経で当時追いかけていた記者の本。死者を出す暴力左翼が普通に存在した事実に驚く。昭和解体に比べると陰謀は少なくただただ暴力事件。2026/02/01

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