内容説明
明治天皇の「王政復古の大号令」にともない新政府が行った神仏分離によって巻き起こった廃仏毀釈から150年。神社と寺院を分離する政策が、なぜ僧侶自らが率先して神職への転職を申し出て、本尊を斧で叩き割ったとされる史上稀な宗教攻撃、文化財破壊にエスカレートしたのか? 日本の寺院、国宝が半減したといわれる明治維新の黒歴史。日吉大社、八坂神社、石清水八幡宮、興福寺、大神神社、金峯山寺、金刀比羅宮、出羽三山、浅草寺、日光東照宮……。衝撃的なビジュアル史料とともに、数々の具体的事例で日本宗教史における最大のタブーを読み解く!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ピンガペンギン
28
江戸時代までは大きい神社には別当寺があり、神職は社僧よりも下位に置かれていた。神仏分離令(1868.3~)「諸国神社の別当・社僧を還俗させる」「神仏混淆禁止の指令」を契機として、廃仏の嵐が吹き荒れたが、地域によって差がおおきかった。(薩摩藩はほぼ完全に廃寺、土佐藩は約70%。全国的には約半数の寺が廃寺になったのではとされる)この本は有名な神社の別当寺などがどのような影響を受けたのかの具体的な記述がほとんどで、現在の神社の姿がずっと続いていたように思い込んでいる人には衝撃的かもしれない。たとえば→ 2025/05/11




