NHK出版新書<br> 「新しい中東」が世界を動かす 変貌する産油国と日本外交

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NHK出版新書
「新しい中東」が世界を動かす 変貌する産油国と日本外交

  • 著者名:中川浩一
  • 価格 ¥968(本体¥880)
  • NHK出版(2025/01発売)
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  • ISBN:9784140887363

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内容説明

オイルマネーで潤う国々が、なぜ「脱石油依存」を目指すのか?

広大な砂漠、石油産業で富む王族、終わらないテロや戦争……いまだにこうしたイメージだけで中東を捉えていませんか? 中東諸国の表裏を知る元外交官が、大規模改革で台頭する「新しい中東」の様相を明らかにし、エネルギー依存が著しい日本が進むべき道を大胆に提言する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

26
オイルマネーで潤う国々が、なぜ「脱石油依存」を目指すのか?中東諸国の表裏を知る元外交官が、大規模改革で台頭する「新しい中東」の様相を明らかにする1冊。混沌と喧噪の秩序のないアラブ社会を端的に示す「神のおぼしめし」「今日できることは明日やればいい」「勝ったら負け」の言葉。4つの言語圏、3つの宗教が入り交じるアラブ世界の難しさ。莫大な富を生み出す原油を外交カードとして使ってきた中東地域の変わりつつある状況を紹介していて、その中で日本はどう評価されているのか、過去の失敗を踏まえて今後を考える興味深い1冊でした。2025/01/28

ta_chanko

20
日本のエネルギー資源は95%以上を中東に依存している。もし戦争などでペルシャ湾やマラッカ海峡が封鎖される事態になれば、日本のエネルギー資源は枯渇してしまう。その現実を踏まえ、リアリズムに徹した多角的な外交が必要。アメリカ追従一辺倒ではなく。外務省の中では、英語の専門家が幅を利かせて大使等に出世するのに対し、アラビア語などの専門家が重要なポストにつけず、優秀な人ほど辞めていくようなこともあるらしい。脱石油改革を進める中東と同様、日本も将来を見据えた改革や政策が求めれれる。2025/02/05

とも

15
変わりつつある中東についての本。「誰もが正しくて誰もが正しくない世界」など中東独自の考えが面白い。 後半は外務省への苦言や提言が書かれている。外務省のことはいいので変わりゆく中東のことをもっと知りたかったかも。2025/03/27

乱読家 護る会支持!

6
中東地域は、広大な砂漠国家、石油で富む王族の国家、テロや戦争が多い国家などから脱却し、グローバル経済やエネルギー市場における新たなプレイヤーとして影響力を増している。 アメリカが自国第一主義となり、中東諸国とのパワーバランスが変わっていく中で、日本の役割がいろいろと書かれています。 僕は、以下の2点が大切なことと考えます。 ⚫︎日本の自衛隊が正当な防衛力を行使できる軍団となり、シーレーンを守れる自衛隊となること。 ⚫︎日本近海に眠る海洋資源を実用化するために国債を発行してでも投資すること。2025/08/03

ceskepivo

6
「脱炭素の時代に、いかに湾岸諸国と付き合っていくべきか。あまり注目を浴びることはありませんが、日本の未来にとって非常に重要な問題」との指摘は同感。世の中の価値観が多様化すればするほど専門性が必要となる。それにもかかわらず、優秀な専門家が辞めているのが外務省の実態なのか。2025/02/08

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