〈学ぶ学生〉の実像

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〈学ぶ学生〉の実像

  • 著者名:濱中淳子/葛城浩一
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  • 勁草書房(2025/02発売)
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  • ISBN:9784326654468

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内容説明

「エリート大学」から「ノンエリート大学」まで。大規模なインタビュー調査からあぶりだされる〈学ぶ学生〉のリアル。かれらの成長は、はたして「学生の成長」なのか。その実態から大学教育の理念を問う。進学率6割時代の大学教育は何を目指しどうあるべきか。従来の大学論とは一線を画す「現実的な理念」を提示する。

目次

はしがき[濱中淳子]

序 章 大学生の学びを問い直す[濱中淳子]
 1.大学教育改革の経緯
 2.改革への研究者の寄与
 3.本書の分析視角とデータ
 4.大学生論としての位置づけ

解説(1) 社会科学系のカリキュラム[山内乾史]

第1章 余白を埋める――ノンエリート大学における学び[葛城浩一]
 ノンエリート大学とは何か
 インタビューの概要
 1.「三重苦」のなかで――ミスズの場合
 2.いい流れにのって――タカオの場合
 3.全部「S」をとろう――アカリの場合
 4.考 察――ノンエリート大学における学びの特徴

第2章 展望に縛られる――中堅大学における学び[山内乾史・葛城浩一]
 中堅大学とは何か
 インタビューの概要
 1.警察官になりたい――マリの場合
 2.つまらない授業に耐える――トオルの場合
 3.もっと学びたい――モミジの場合
 4.考 察――中堅大学における学びの特徴

解説(2) 社会科学系の学びの特徴[山内乾史]

第3章 道を切り拓く――エリート大学における学び[濱中淳子]
 エリート大学とは何か
 インタビューの概要
 1.ゼミに全力投入したけれども――メイの場合
 2.教員との禅問答のなかで――カズヨシの場合
 3.指定校推薦の枠があったから――リョウヘイの場合
 4.考 察――エリート大学における学びの特徴

第4章 学びに魅了される――放送大学における学び[吉田文]
 成人の学びとは何か
 インタビューの概要
 1.大卒になりたい――サチコの場合
 2.友人に囲まれて――エイイチの場合
 3.分析を重ねる――ソウジロウの場合
 4.考察――放送大学生の学びの特徴

終 章 大学教育の条件は何か――知見と考察[濱中淳子]
 1.本書の知見
 2.大学教育という幻想
 3.大学教育の条件

解説(3) 大学生の学びは大学内で完結しない[山内乾史]

補論(1) 大学の成績は何を意味しているのか――社会科学系大学生を対象としたアンケート調査から[大多和直樹]
 1.問題設定
 2.分析課題の設定
 3.方 法
 4.分 析
 5.結 語――成績が意味しているもの

補論(2) 米国大学の学生は本当によく学んでいるのか――カリフォルニア大学バークレー校訪問調査より[武藤浩子]
 1.はじめに――日本が参照してきた米国大学での学び
 2.インタビューの概要
 3.授業内での学び――授業に参加しない学生たち
 4.授業外学修の様相――本を読まない学生たち
 5.米国の大学教育の実情――FD、TA、そして単位制度
 6.考 察

あとがき[葛城浩一]

執筆者略歴

感想・レビュー

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Go Extreme

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大学教育改革経緯: 1991年ー大学教育改革の基本方針 1997・98年ー位置づけの明確化・シラバス導入 2000年ー少人数授業・オフィスアワー推進・グローバル化対応・教員評価体制整備 2005年ー中央教育審議会提言・教員の将来像考慮 社会科学系学生32%:大学進学率は約60% 明確なキャリアイメージ→学習意欲高い 学生の学びのストーリー 成人大学生の学び: 学びの楽しさ発見 興味を持つ分野を深く学ぶ機会 大学教育の未来: 教育内容・方法の改革 学生の多様化や学びの質向上の課題 学びを楽しむ余地の確保必要2025/02/02

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