チビ虫マービンは天才画家！

ブローチ，エリース【作】〈Ｂｒｏａｃｈ，Ｅｌｉｓｅ〉/マーフィー，ケリー【絵】〈Ｍｕｒｐｈｙ，Ｋｅｌｌｙ〉/伊藤 菜摘子【訳】

偕成社（2011/03発売）

• サイズ A5判／ページ数 406p／高さ 22cm
• 商品コード 9784036316205
• NDC分類 K933
• Cコード C8097

内容説明

マービンは小さな虫の男の子。ニューヨークのアパートのキッチンに、家族と大勢の親せきとともにくらしている。アパートの住人はポンパデー一家。長男のジェームズは、ちょっぴりひっこみじあんの少年だ。マービンはある夜、ジェームズのペン画セットをこっそり使って、小さな絵をかいた。それはジェームズへの誕生日プレゼント。言葉は通じないけれど、人間と虫のあいだに秘密の友情がめばえる。ところが、大人たちはジェームズがかいたと思いこんで、大さわぎ。それはドイツの大画家デューラーそっくりのすばらしい絵だったから！そのことがきっかけで、マービンとジェームズは、美術館の絵画盗難事件にまきこまれ、たったふたり（ひとりと１ぴき）で、絵画どろぼうの世界にのりこんでいく―小学校中学年から。

著者等紹介

ブローチ，エリース［ブローチ，エリース］［Ｂｒｏａｃｈ，Ｅｌｉｓｅ］
アメリカ・ジョージア州アトランタ生まれ。エール大学史学科卒業。テレビのマーケティングなどの仕事をした後、子どもの本を書き始める。『Ｓｈａｋｅｓｐｅａｒｅ’ｓ　Ｓｅｃｒｅｔ』（未邦訳）で数々の賞を受賞

マーフィー，ケリー［マーフィー，ケリー］［Ｍｕｒｐｈｙ，Ｋｅｌｌｙ］
アメリカ・マサチューセッツ州に生れる。ロードアイランドデザイン学校でイラストを学んだ後、絵本や児童書のイラストレーターに。そのほか、ポスターのイラスト、映画やおもちゃのキャラクターデザインなどを手がけるかたわら、美術学校の教師もつとめる

伊藤菜摘子［イトウナツコ］
大分県に生まれる。東京女子大学卒業。出版社で編集の仕事をした後、翻訳者に（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[URI]

愛くるしい一冊になりました。11歳になったばかりの大人しく友達のいないジェームズと、家族に愛され、素直で心優しい天才画家の虫のマービン。1人と1匹が絵を通じて友情を育むお話。文章自体は子どもに分かりやすく、内容も飽きることなく読める一冊です。大人には軽めかもしれませんが、十分に楽しめます。読んでいて、2人の言葉が通じないのはもどかしい気持ちにもなったけれど、本物の友情に言葉はいらないし。素晴らしい絵にはどんな賛辞の言葉を連ねてもかなわないのね。深読みすると、様々なメッセージをくれる一冊でした。

2013/12/04

[わかな]

分厚い本の割に、軽めの設定（甲虫が主人公だったり）なのね・・と思いながら読み始めたのですが、甲虫マービンと人間の主人公との間の気持ちのやり取りや、それぞれの親・きょうだいとの関係など、面白くなってきたところで一気に物語は動き、後半はあれよあれよという間に読めてしまいました＾＾ストーリー運びが絶妙で、主人公の気持ちへも共感できました。

2011/04/25

[サラサラココ]

小2、読みそうな本と思い手渡したら、ビンゴだった。少年と小さな虫が事件に遭遇するお話。400ページあるので夜更かしに注意。。。

2020/11/07

[絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく]

教育出版国語　５年生　【平成27年度教科書掲載本　令和２年度教科書掲載本】

2015/06/19

[紫音]

面白かった～(*´∀‵*)子供向けとなめてかかってゴメンナサイ…　マービンとジェームズの種を超えた友情に心がほんわり温かくなりました。子供たちにおすすめの１冊です。

2013/12/14