放射線化学

個数:1
紙書籍版価格
¥2,530
  • 電子書籍

放射線化学

  • ISBN:9784621304952

ファイル: /

内容説明

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

放射線化学は、放射線と物質の相互作用を介して、そのエネルギーが物質に付与されて引き起こされる物理的、化学的な反応を理解する学問分野である。最もポピュラーな物質で生体の半分以上を占める水、水溶液に対する放射線作用の研究が進み、その反応過程は深く理解されている。研究はさらに、さまざまな放射線源や、水以外のガス、有機物、固体、高分子材料などの対象に広がっている。また、放射線はさまざまな場で活用されている。医療では放射線を用いた診断や治療が、産業では放射線を用いた材料製造や、環境浄化の試みなどが行われている。一方で、過剰の放射線被ばくは身体に悪影響を与える。そのため、放射線の効果を理解しておくことは重要である。放射線の利用や、放射線と同様に電離や励起の能力をもつ極端紫外線の応用は、工学の幅広い分野に及んでおり、本書の内容は、工学に携わる多くの学生にとって、有用なものとなっている。

目次

はじめに
1 放射線の単位と線量,線量測定
2 イオン,励起状態,ラジカル
3 中間活性種の観測と挙動
4 気相の放射線化学
5 水と水溶液の放射線化学
6 液体有機物の放射線化学
7 高分子の放射線化学
8 イオンビーム放射線化学

最近チェックした商品