文芸社文庫NEO<br> いつか天使が舞い降りる

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文芸社文庫NEO
いつか天使が舞い降りる

  • 著者名:いそのなほこ
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 文芸社(2025/01発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784286258980

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内容説明

全寮制の高校に入学した真菜は、ある女子生徒にひと目で夢中になってしまう。理子という名の彼女の存在によって、真菜の毎日は輝きはじめる。しかし、真菜にはずっと悩みがあった。高校の入学が遅れた理由、それは父親の事件があったからだ。父への怒りと、憧れや友情だけでは片付かない理子への思いを抱えて寮生活が続く中、問題を抱えるのは真菜だけではないことがわかって──。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ほたる

6
寮での生活の何気ない日常を描く。そこには友情も恋も悩みもある。ひとつひとつの会話はありふれたもので普通のことなのかもしれないけれど、とても愛おしくも感じる。大事にならなくても、ちょっとした浮き沈みがあって、それらもまた思い出になるでしょう。2025/01/16

ごま麦茶

5
1ヶ月遅れで全寮制の高校に入学した真菜。学校に馴染めるか不安な中、理子に出逢う。全寮制の、特に女子寮の、何気ない日々なんだけど、とても大切な日々。心理描写が繊細で丁寧で、とても美しかったです。ドロドロした気持ちが出てきたとしても、それも含めて。愛おしい日々のお話。2025/03/09

鳩羽

3
一ヶ月遅れで高校に入学した真菜は、周囲に馴染めないのではと不安だったが、ジャンヌダルクのように凛々しい理子と親しくなり、他の友達もできた。個性的な先輩や初めての寮での生活に戸惑いつつ、真菜は理子と絵本作りを始め、特別な友達になれたことを嬉しく思う。けれど、理子が男子生徒と仲良くしているのを見ると辛い気持ちになり…。全寮制の高校を舞台に、学業とか交友関係というよりは、真菜の内向的な世界が描かれる静かな小説。それぞれの悩みや考え方に触れつつ、親のことも客観的に見られるようになり、静かな変革の訪れが感じられた。2025/07/25

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