電撃文庫<br> 人妻教師が教え子の女子高生にドはまりする話2

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電撃文庫
人妻教師が教え子の女子高生にドはまりする話2

  • ISBN:9784049160918

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内容説明

こんにちは! 私淫行教師の苺原樹! 十歳年下の教え子と関係を結んで平気な顔で教壇に立っているどうしようもないやつだよ!
 ……そう、私は教師失格で反社会的人物で犯罪者で、夫を裏切り幸せを噛みしめている最低の妻。それでも、後悔自体は一切ない。戸川さんに会ってから、私は私の望む道を選んだ。いずれ必ず訪れる破滅を前にしても、この子を守りたい、傷つけさせたくない。私以外のありとあらゆるものから、触れさせたくない。
 ―ー道を踏み外した理由は、好きな人ができたから。
 欲望にまみれて破滅的で、でもどこまでも優しい。女教師と女子生徒の恋愛小説、第二弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

芳樹

35
「せんせぇ」が自分の気持ちに振り切って教え子への”欲情”を押さえることができず、もう引き返せないところまで突き進んで。でもそんな自分を「死んでしまえ」と思いながらも彼女を好きな気持ちが溢れて罪悪感を抱える。そんな二律背反に陥る「せんせぇ」の何と痛ましいことか。背徳の道には違いないけれど、フィクションであるからには、二人にはどんなかたちであっても幸せになってほしいと願ってしまいます。続編を心待ちにしています。2025/02/14

よっち

24
戸川凛に会ってから自分の望む道を選んだ教師の苺原樹。欲望にまみれて破滅的でどこまでも優しい女教師と女子生徒の恋愛小説第2弾。教師失格で夫を裏切り幸せを噛みしめている最低の妻。そう自覚しながらも狂おしいまでに凛を求めて、いずれ必ず訪れる破滅を前にしても、この子を守りたい、傷つけさせたくない、私以外に触れさせたくないと思ってしまう樹。一見そんな風に見えないのに、内面がここまでどストレートだとむしろ清々しいですが、凛の母親の存在が2人の関係に影を落とすようになってきて、今後の展開にどこか危うさを感じさせますね。2025/01/12

真白優樹

14
どんどんと思い高まり付和雷同になっていく中、凛の母親の存在が影を落とす今巻。―――例え遠くない未来に裁かれるとしても、この思いだけは譲れない。 樹の中、凛への想いがどんどんと高まり、母親に嫉妬する程に深まっていく。その裏凛もまた、樹の事を様々な意味で求めだす巻であり、多層的な愛が絡まり合い、破滅への疾走をより加速させていく巻である。もはや破滅は避けられぬ、だとしてもそれでいいと求めていく。最後の時へ向かい一直線な中、その思いは何処まで高まるのか。そして最後に待つ未来とは。 次巻も勿論楽しみである。2025/01/14

とってぃー

14
前巻は背徳だったが、本巻は刺激がたまらん!自己嫌悪しながらも止まらない刺激的な日々に暗雲が…。真面目なのにブレーキをかけれない先生の心の中の声が面白くて、煽情的な中に笑いもあって好き。また、1つ1つのエピソードに好きが詰まってて、強固な愛を示してくれてますね。密会が難しくなった2人は果たしてどうなるのか次巻も期待しています!2025/01/10

椎名

13
教師と生徒、そして不倫、明確な犯罪でしかない行為と関係性だが、それらはどこかで明暗が分かれるものではなく日常の中で緩やかに進行していく毒のようなものでしかない。徐々に壊れていくからこそ踏ん切りもつかず、罪悪感や焦燥感に立ち止まることもできないというのがリアルだ。それでいて明確に破滅を意識しており、必ず近いうちに終わりがくることを伝えられた凜すらもそれなら今のうちにたくさん愛してねという旨の答えを返しているのがまた……。どうしようもないけれど美しい二人だ。2025/01/12

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