円安の何が悪いのか?

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円安の何が悪いのか?

  • 著者名:村上尚己
  • 価格 ¥1,045(本体¥950)
  • フォレスト出版(2025/01発売)
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  • ISBN:9784866808208

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内容説明

■「俗説」が蔓延る議論に終止符を打つ!
過去3年間続いた円安について
多くのメディアが否定的な評価を下している。

「円安が国民の生活を苦しくしている」
「円安によって経済状況が悪くなる」
「円が安くなり国家の価値が下がる」
「円安により日本の産業が弱体化する」

こうしたニュアンスの評価が散見される。

しかし、2022年から24年まで進んだ円安は
「行き過ぎて」もいないし
「日本経済に悪影響を及ぼす」こともない。

■「円安=悪」という論調は
無責任なメディアや一部の経済学者による俗説であり
明らかな誤解である。

そもそも為替レートは通貨の価値を示すが
いずれかもしくは両国の通貨価値が動けば変動する。
たとえば、米ドルの価値が高まると、
その分だけ相対的に円の価値が下がりドル高・円安になる。

じつにシンプルなメカニズムによって
為替レートは日々動いている。

為替レートを決めるのは
マネタリーベースの比率などであり
それらをコントロールしている
それぞれの国の金融政策である。

こうした単純な理論が正しく解説されないままに
円安悪玉論がまかり通っているのが現状だ。

■2008年のリーマン・ショック後に
日銀による金融政策の失策により超円高を招き
2012年までデフレと円高の悪循環に
自ら陥ってしまったことは周知の事実である。

長いデフレ不況のトンネルを経て
アベノミクスから10年を経過して
再び日本経済は息を吹き返そうとしている。

いかに円安が日本経済にとって大きな効果を生んでいるか。
なるべく多くの資料をひもときながら
本書でじっくりと検証していく。

■本書の内容
第1章 円安悪玉論を検証する
第2章 日銀が犯した歴史的な大失政
第3章 円安の追い風を吹かせた米国経済
第4章 日本にとって円安と円高のどちらが有利なのか?
第5章 円安がもたらす7つの効果

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カレー好き

16
円安を悪とする論調に対して、円安が日本経済にいかに大きな効果を産んでいるかを検証。円安によって多くの日本人が再び豊かになる。輸出企業の競争力が上がる。企業収益により株価上昇。インバウンド効果による恩恵。製造業の国内回帰。国内雇用増加、賃金アップ。長年のデフレ、経済停滞からの脱却のチャンスになるか。多くの日本人が、という話か。2025/06/30

ゼロ投資大学

3
日本でドル円150円前後の円安になって久しい。円安になったことにより、食品やエネルギーなどの輸入価格が上昇し、多くの物価が上昇している。輸出企業の収益は向上しているものの、一般国民には恩恵が感じられず、円安のデメリットを感じている人も多い。本書は円安のメリットを論理立てて解説していく。2025/04/19

Go Extreme

1
円安:悪玉論 円安進行 為替メカニズム 経済成長 企業利益 貿易赤字 物価影響 日銀政策:デフレ 円高悪影響 利上げ リーマン後対策 マネタリーベース 米国経済:金融緩和 為替動向 貿易関係 円安恩恵 成長促進 利下げ効果 経済成長:輸出競争力 雇用拡大 賃金上昇 消費活性化 税収増 財政健全化 インフレ目標 貿易:デジタル赤字 産業競争力 製造回帰 企業利益 海外投資 政策課題:日銀対応 財政戦略 円安対応 物価調整 利益還元 経済正常化 賃金対策 未来展望:国際環境 産業競争力 円安活用 市場戦略2025/03/07

pudonsha

0
第3章で、直近の2023~20204年にかけて、FRBがコロナ禍のインフレからソフトランディングを達成した対応の詳細が描かれていた。2025/04/02

moshimoashitaga

0
至極全うな話2025/04/04

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