日本経済新聞出版<br> サムスンは生き残れるか 逆境の韓国経済

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日本経済新聞出版
サムスンは生き残れるか 逆境の韓国経済

  • 著者名:細川幸太郎【著】
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 日経BP(2025/01発売)
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  • ISBN:9784296120710

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内容説明

アジア最強企業、猛烈に働くエリート集団、ニッポン電機敗戦の元凶――。

 そんな言葉で語られてきた韓国サムスン電子が揺れている。主力事業で中国企業の猛追を受け、競争力が静かに低下する。韓国内政の余波で創業家トップが逮捕・拘束される事態に発展し、2024年12月の大統領弾劾によってさらに政治リスクが高まった。

 15年間変わらない事業構造、挑戦を避ける大企業病、国内政治によって翻弄される経営、財閥創業家への国民からの嫉妬……。さまざまな逆風によってサムスン経営は立ちすくみ、成長の道筋を見つけられていない。

 サムスンの苦境は韓国経済の映し鏡でもある。成長の壁にぶつかり、もがくサムスンと韓国の実態を、電機業界と韓国経済に精通した日経記者が赤裸々に描く。

目次

第1章 3代目の10年 国内政治に翻弄
1 涙の懺悔
2 運命の判決
3 経営復帰もリーダーシップ見えず
第2章 「10年で全事業がなくなる」 先代会長の遺産
1 中興の祖、李健熙氏の死
2 躍進の原動力は「グローバル志向」
3 10年で代表製品は消える
4 創業者の「人材経営」に綻び
Interview
第3章 世界一高いビルからアカデミー賞まで
1 韓国最大財閥、源流は干物貿易
2 オスカー獲得の裏にサムスン
3 創業家のメセナ活動
第4章 日本に学べ、韓国企業に通底
1 3代にわたる日本留学
2 日韓半導体連合を揺らした安倍政権の奇策
3 鉄・車・ラーメンも、日本から技術移転
第5章 背後に迫る中国企業、歴史は繰り返す
1 中国でサムスンのコピー工場計画
2 技術流出は半導体以外でも
3 週末バイト、2泊3日で報酬50万円
4 ケタ違いの30兆円投資表明
第6章 「上得意先」中国の変化
1 韓国の輸出先、20年ぶり米中逆転
2 中国は自前供給網構築へ
3 脱中国に動く韓国財閥
4 防衛・原発で特異な立ち位置
第7章 韓国経済蝕む静かな危機
1 止まらぬ少子化、出生率0.72の実相
2 老若男女それぞれの「生きづらさ」
3 「国家均衡発展」の幻想

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Go Extreme

3
経営と歴史: 李健熙 李在鎔 グローバル志向 事業ポートフォリオ 未来事業企画団 主力事業と競争力: 半導体 スマートフォン テレビ ディスプレイ アップル 経営課題と停滞要因: 競争力低下 半導体不況 売上高減少 純利益減少 大企業病 日本企業との関係: 日立製作所 ソニーグループ 技術移転 事業構造改革 エンターテインメント 中国企業: 華為技術 小米 技術流出 投資競争 市場シェア 韓国社会: 政経癒着 国民感情 創業家 政治的要因と経済政策: 贈賄事件 大統領弾劾 政治リスク 財閥改革 経済政策2025/02/14

Hayato Sasaki

2
サムスンがどんな歴史を辿ってきたのか知れた。今置かれてる状況や問題の構造は日本と共通する点がたくさんあると思う。歴史に学ぶとはいってもそう簡単にはいかないよねえ。2025/04/10

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