内容説明
精神科医が独り立ちする娘に、思い通りにならない世の中を軽やかに渡り歩く37のメッセージを送る。韓国で20万部超のベストセラー。40年の診療経験から得た精神医学や心理学の知見を交え、女性の悩みに答える。哲学者や作家の名言を引用し、深い人生観を示す。生きづらい世の中でも前向きに生きる気持ちになれる本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はふ
21
精神科医である著者が娘のために書いた手紙を書籍化した本書。母親としては口酸っぱくなってしまうため、今まで直接言いたかったが言えなかった事を思い切って書いているのだという想いを文章から感じた。 著者がこれまで送ってきた経験豊富な人生から、ヒトとして、1人の女性として強く生きていく秘訣を沢山学ぶ事ができる一冊になっている。 社会的にもなかなか認められにくい"女性"という立場で、その生きづらさを経験してきた著者だからこそ多く語れる部分があるし、今の時代に生きる若い女性たちに深く刺さる部分があるのだろうと思う。2025/03/30
miu
6
韓国の精神科医、ハン・ソンヒさんが娘に書いた心理学の手紙。1番大切にするのは自分自身。大切な時間を愚かに使わない。誰かの期待を満たさなくてもいいなどなど。グッと響く言葉が並ぶ。韓国も精神科に通う若者たちが多いそう。現代は人間関係も複雑で、常に繋がりを求められて疲弊してしまう。新卒が入ってくる時期、いつも彼らを見ながら「楽しい社会人生活が送れますように」と願っている。2025/03/09
いけみ
0
2025年 31冊目 人生、恋愛、キャリアに悩んで疲れていた今読めて良かった。 自分自身をまず1番大切に、と考えた時に人や環境とどう向き合うことが良いかを見つけるヒントになった。 あとは、自分の性格や思考のクセが過去の経験によるもの、その出来事が何かが見えてきた。 時間をとって改めて振り返りたいと思う。 完璧主義を辞めて、不安を抱くことも肯定して、常に自分の人生を楽しむための選択を意識する!2025/08/30
しゅんぺい(笑)
0
韓国の社会状況が垣間見える本を読むたびに思うねんけど、これ日本のことなのでは?と思うような、近さを感じることが多い。本書もそう。若者が生きる上でどう疲れてしまうのか、というところが日本と一緒やな、と思ってしまう。2025/03/17