内容説明
黄桜男爵家は特殊な家で、令嬢ありすも人ならぬものが見える。
そんなありすも結婚し、上流階級の人々を集めたお披露目会で幸せな若妻として一歩を踏み出そうとしていた。
けれど善意から夫に取り憑く女の霊を指摘して、衆人環視の中、夫に突き飛ばされ罵られ、ついには離縁状を叩きつけられる。
そんなありすの元に縁あって助けた空泉伯爵家当主・一臣が足繁く訪れる。柔和で実力と美貌を兼ね備える一臣だが、ありすを保護するあやかしの猫はひどく警戒し……
ばけもの姫の行く末は鬼が出るか蛇が出るか、大正浪漫恋物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ツン
60
前の夫がひどい人過ぎてびっくり。むしろ、手放してもらえて良かったですね。。2025/03/01
ぐっち
13
人ならぬものが見える令嬢ありす。その能力のせいで1回目の結婚に失敗し、出会ったのが美貌の一臣。1回目の結婚がうまくいかなくてよかった。2025/02/02
よっしー
5
巷によくある「婚約破棄」ならぬ「離縁（離婚）」かあ…。今までにもなかったわけじゃないとはいえ、ちょっと珍しいパターンかもね。それにしても、元夫はとんでもない下衆じゃん…むしろ離縁出来て良かったんじゃね？ってレベルだよ。ほぼ名前のみで登場の嫁いだ姉（琴子）とありすの仲が良かったであろうことが伺えてほっとしてる。一臣とのことは…もう少し読みたいかな。2025/06/15
さなだ
3
図書館2025/02/17
