内容説明
まーまー好きな人と号泣しながら観た、まーまーな映画。観客6名のトークイベント。疲れると無性に顔を見たくなる友人。「好きな男ができた」と3回ふられた彼女からの最後の電話。明日からつづく日々も案外悪くないと思える、じんわりと効く栄養ドリンクのようなエッセイ集。大橋裕之氏のマンガとのコラボのほか、「締切」をテーマにした「考えるな、間に合わせろ」を文庫特典として収録。(解説・大槻ケンヂ)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
馨
76
やっぱり燃え殻さんのエッセイ好きです。勝手に、今時の若い作家さんと思っていたら全然年上の作家さんで驚きました。共感しないけど共感する、経験無いけど凄くわかる、というちょっとした日常のことが沢山書かれています。大丈夫じゃない時ほど『大丈夫です』と言っちゃう話、暗証番号大きな声で言うおばあちゃん、カニクリームコロッケ来なさすぎの店の話とか、読んだ直後忘れそうな話ばかりだけどそこが良い。疲れているけどゆるく活字に触れたい時なんかにちょうど良いです。2025/06/01
Shoji
33
隙間時間に読めます。でも、読んだそばから忘れた。それで良いと大槻ケンヂさんの解説に書いてあったので良しとしよう。とてもライトなエッセイでした。2025/02/13
桜もち 太郎
23
時間がある時にふっと何の抵抗もなく読めるのが、燃え殻さんのエッセイだ。読みやすく、いい意味で心に残らない平易な文章が良い。何となく安心できて心が安らぐ。彼は一見孤独に見えてそうではない。不思議と人が寄ってくる。良い人もたまには嫌な人も。彼の仕事歴から身につけた処世術であり、生まれ持ったものからだろう。そんな中でも印象的なのは「人間の取り扱い説明書」の小5の担任北村先生の懐の深さだ。また「誰も許さなくていい、生き延びてほしい」の小2の時にあった、凄絶なイジメの話。人から信頼される人間になりたいと思った。2025/03/08
りんだりん
22
燃え殻さんのエッセイは面白い。肩の力が抜けているけど、意外とありそうでありそうにない日常もあってちょっぴりドキドキしたりもする。こんなにサクサク読めてちょっと面白かったり、ちょっとグッときたり、ちょっと勇気をもらえたり。これってエッセイの本質なんじゃないだろうか。2025/02/20
tomomo
14
図書館本 『明けないで夜』からファンになった燃え殻さん 活字が頭上を越えていく感じで、読めなくなってたけど、この作品でまた復活 共感出来るお話がいっぱい 特に『プロドタキャン』本当によく分かる! 私も約束が近づくと行きたくなくなる人← だけど、メガネを取りに行くの忘れる?面倒になる?燃え殻さん、私はクリーニングで同じことが起こります とにかく共感することしかない1冊 人間、もっと緩く生きていっても大丈夫〜と思えるはず2025/05/29
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