新潮文庫<br> 家裁調査官・庵原かのん(新潮文庫)

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家裁調査官・庵原かのん(新潮文庫)

  • 著者名:乃南アサ【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 新潮社(2025/01発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101425627

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内容説明

少年少女たちは、なぜ罪を犯してしまったのか? その真の原因を探るのが「家裁調査官」である。福岡家裁北九州支部の調査官・庵原かのんは、自転車窃盗JKビジネス、バイク暴走、女性暴行など数多くの事件に直面していた。当事者である子どもたちの声に耳を傾けるうちに、彼女はそれぞれの事件の〝深い根〟に気が付き、そして……。心理描写の名手が満を持して放つ、待望の新シリーズ。 (解説・藤川洋子)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カブ

41
乃南アサ氏のミステリ新シリーズ開幕!少年少女はなぜ罪を犯してしまったのか?その真の原因を探るのが「家裁調査官」という仕事。少年少女に寄り添い、更生の道を探る。なかなかの激務にかのんは真摯に立ち向かっていく。家裁調査官・庵原かのんこれからも楽しみだ。2025/02/13

あっ!chan

37
まだ十分大人になれていない少年少女達...彼らが犯す事件の裏には、大人としての自覚のない親たちが営む家庭環境や生まれ持った発達障害が大きな要因としてある...とそんな様々な状態の子供たちに寄り添い、心の叫びを拾い上げ、社会に連れ戻すお手伝いをする家裁調査官、「読み」「聴き」「書く」ホントに生半可な気持ちでは出来ない仕事だと改めて実感する。物語では最後まで語られていないが、ひとりでも多くやり直すために戻ってきて欲しい...2025/04/27

akiᵕ̈

30
家裁調査官のお仕事を改めて知ったけど、少年犯罪を扱っているだけに、思ってる以上に心身共に逞しくないとやっていけないハードな職種だわ。〈少年〉と言われる14〜19歳の多感な子供の気持ちにどれだけ寄り添い、どれだけ心の内を汲み取れるか、心理、教育、福祉、社会、法律というそれぞれの基本を身につけていなくてはいけない。色んな子供たちの犯罪が出てくるけど、やっぱり幼少期の親との触れ合いがいかに影響を及ぼすのか、どれだけ子供の気持ちを気にかけてあげれるかが大事であると痛感。2025/02/04

みこ

24
乃南アサ氏初読み。家裁調査官という立場での関りに限界があるのか、短編のせいなのか一つ一つの話が何となく良い方向に向かっているという所で終わってしまうのでどこか尻切れトンボに感じてしまった。ただ、文章は読みやすく尻が切れるまでの話の展開は面白いのでまた機会があれば長編策を読んでみようかと思えるほど評価は低くない。2025/03/07

ゴルフ72

23
乃南あささんの作品を読むのは何時以来だろう。家裁調査官の大変さ、大切さを知る。非常に重い作品だが、庵原かのんの性格からかそう感じさせない。それは周りの調査官それぞれか?もしくは恋人のクリリンか?それにしても少年少女たちの心に寄り添い犯した原因を見つけ出し更生の糸口を見つける助けを行う、かのん頑張れとエールを送る。2025/03/23

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