内容説明
四月にはじめての「委員」を決めるとき、みんな、なかなか立候補しなかったのだけど、あとから思えば「本当はやってみたかったな」「あのとき、手をあげればよかったかな」……。だけど、みんなのためにできるお仕事は、委員会のほかにもありました! そう、日直! さぁ、はりきって……いきたいところだけれども、今日の日直は、(だれにもいったことはないけど、ひそかにさりげなく頼りになるキャラになりたくて、実は日直の日が楽しみな)渡辺ユウイチと、(だれにもいったことないけど、みんなの前に立つのが苦手で、実は日直も大きらい!!!な)横川クミコのふたり。うまくいくでしょうか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
73
児童書。日直のお仕事、作文▽4年1組の横川クミコは声が小さくて発表が苦手で、日直の仕事が嫌いだった。帰りの会で「いいこと」スピーチが苦痛でしかたない。渡辺ユウイチは日直が楽しみで「いいこと」スピーチのために張り切っている▽シリーズ10巻目だけど前巻は全く未読。個性的な4年1組の面々がいるらしい。みんなが書いた作文が面白い。「自分のことば」で意見を言えるようになろうって、先生は言うけれど考えちゃうと難しいよね。良本。2024.9刊 2024/10/30
スイ
11
良かった…泣きました…。 シリーズどの巻も良いのだけど、今作は特に主人公たちに親近感湧いたのもあって、私の心の小さいのだけど頑固なくすみを洗い流してくれた気持ち。 これまでの主人公は、どこかいわゆるキャラの立ったところがあり、主人公になるのも当然だった。 今作の2人は目立つタイプではない(目立たないことの理由はそれぞれ違うのだけど)。 でも、パッと見てすぐ印象に残るわけではなくても、一人一人みんな違っていて、それぞれ良さや面白さがあることを、説教じみることなく上手く物語に織り込んでいて見事だった。 ラスト2025/03/13
こまさん
2
娘一人読み。どこからでも読めるシリーズもの。気に入ったようで、他のものも読みたいと言っています( ◠‿◠ )読みやすい内容です!2024/12/04
ゆき
1
委員会シリーズ、いつもの委員メンバーが終わったらどうなるのかと思ったら日直!そしてW主人公!▼普通ならだらだら惰性でやり過ごしてしまいそうな委員会を、自分のやりたいことを反映させながらエネルギッシュに活動する委員会シリーズだけど、日直も同じだった!しかも誰にでも回ってくる日直。ぜひこの本を読んで自分が得意なこと、他人にやってあげられることを考えて、日直や掃除当番みたいなものに反映させてほしいなぁ。そしたら毎日楽しくなりそうだけどな!▼そう!次があるのならぜひ「掃除当番」でお願いします!2025/10/17




