内容説明
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人間の精神にもたらされる病理的要因を、文化や社会、そして無意識などの視点から、平易に解説するものです。 とりわけ精神障害の存在が、社会の中でどのように認識され捉えられてきたか、特に責任能力の点で、社会そのものの構造にどれだけ影響を及ぼしたのか、その中でも、精神障害受容のための原理・論理や、方法・制度などの確立に向けて、精神病に対して社会的にいかに努力が払われてきたのかという点に力点が置かれています。 そうした経緯を踏まえ、精神障害に対する精神医学の取り組みの歴史を概説した後、症状の捉え方、精神病と神経症の違いに触れ、さらに個々の精神障害の具体像に立ち入り、精神障害と社会との関わりの詳細について解説しています。
目次
第1章 精神医学の歴史
第2章 さまざまな精神疾患の展望
第3章 思春期のこころ
第4章 統合失調症――症状と病型
第5章 統合失調症――治療と予後
第6章 統合失調症――症例と経過
第7章 依存症と嗜癖
第8章 気分障害――症状と病型
第9章 気分障害――症例と経過
第10章 気分障害――予後と治療
第11章 パーソナリティ障害
第12章 自殺
第13章 犯罪、非行、精神障害に対処するための仕組み
第14章 少年法
第15章 医療少年院の臨床事実




